最終回シナリオ、ネタバレ
2009.09.13 Sunday
SessionDigest#8(10/04/08)(前)┃Rv'Lct┃
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ネタバレとして、9月12日に行ったレヴォラコント最終回セッションのシナリオ
原案を掲載しちゃいます。あくまでも当日その場でGMが参考にしながらセッション
を進めていくための資料なので、文体は小説・箇条書き・散らばったノートなど大変
不安定で読み難いと思います、ご了承下さい。
いつものアドリブっぷりからは想像出来ないような吟遊詩人モード全開ですw
俺と一緒に遊んでいる方ならご存知と思いますが、通常なら俺が作るシナリオって
大抵A41〜3枚程度に収まります。おおまかなフローチャートと重要な台詞だけを
決めて、残りはアドリブと勢いで乗り切るタイプのGMです。何故なら、吟遊詩人的
なマスタリングを俺はあまり好かないからですね。しかし、今回は敢えてA410枚
前後にも及ぶシナリオ案を作りました。その理由は、プレイ開始前の注意に書かれて
いる特殊ルールをご覧になれば大体察しがつくと思います☆
・・・そして、往々にしてこのように詰め込まれたシナリオっていうのは、当初の
意図から外れた結末を迎えるものです。それについては、後述。というか、参加者の
一人であるカノレーアさんがいつかリプレイを書いてくださるようなので、完成次第
こちらからもお知らせ致します(内容転載してもよかったんだっけ)。
とにもかくにも、コイツがプレイ期間2年余りにも及ぶ長大なキャンペーンの最後
にGMが用意したシナリオ案です。
なお、ラスダンMAPは紙に書いたため、こちらでは未公開です、ご了承を。
でわ、お楽しみ下さい♪
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2009/9/12
シナリオ案
冒険者の数:5〜6
壬:ライノス
むらさき:ヴァリー
じゃめす:ラネッセ
しろわいん:アルワード
カノレーア:リミナシア
kengo:ヴォルフ
<シナリオ開始前>
色々と買い物とか成長とかさせよーぜ
1D6÷2×(以下の表)
生活費 : 1週間10000
くいしんぼう : +2000
のんだくれ : +2000
浪費癖 : +3000
アンギス : +3000(のんだくれ含む)
錬金術師 : 持っている初期エリクサーを全部換金処分する
→その後、ルールに基づき再び選択取得させる
<ライノスが持っているマジックアイテム>
「菱形の紅く輝く石が銀の台座に据えられている金のブローチ」
・受動防御+1/防護点+30/重さ・軽い/同ヘクス内の行動制限(移動不可)
<レイチェルが持っているマジックアイテム>
「翡翠で作られた本体に銀の花模様があしらわれ、先端に黄金の大きな花が咲く簪」
・簪=カンザシ
・筋力3倍増/重さ・軽い
・首以下の服が見えなくなり、裸に見える。
→防護点もゼロになる。服は異次元に飛ばされる。
・飾りを外すと元にもど・・・らず、足元に落ちてる(どのみち裸)。
・女性限定。男性がつけても只の飾りもの。
<ダンシェルについて>
ダンシェルはパイネーの血をひくアンギス。三姉妹の血を引くシェリー王国の姫君
を三人捕らえることでケイジーを復活させようとしている。
ローヴァル山脈にはマナの強い場があり、そこを儀式の場として準備を進めてる。
ギスライへの断続的な襲撃は、テリトリー防衛を兼ねている。
<シェリー王国の姫君>
1)ミューシャ姫
2)王妹ナスターシャ
3)王女ライシャ
→ミューシャの双子の姉。簡単な魔法を仕える程度の能力。ダンシェルに操られる。
今は共に千年竜王の復活を目論んでいる。
シナリオ本編
プレイ開始前の注意
・今回、GM、全部オープンダイスで行きます。
・今回はいつにもましてストーリーテリングが長いが、ナレーションも含め、GMの
発言には積極的にどんどん割り込んで欲しい。行動宣言、大歓迎。むしろ、GMは
こちらから行動判定を迫ることは少なくて、無言ならどんどん進めてしまうかも。
そして、そうなるといつのまにかPCが不利な立場に立っていることも大いに有り
得るので、ご注意をば。つーか何処かで俺を遮ってPCから行動を起こさないと、
バッッドエンドになりますので。
・GMの宣言は、宣言された直後なら「今の待った!」でキャンセル出来る。
初期説明
さて、どうやら物語はここ、ギスライの地で、大詰めを迎えたようだ。北から攻め
寄せるオークや異形の魔獣どもから成るダンシェル(今回の黒幕、蛇人間アンギスの
ダンジョンマスター)の大軍団に対して、レナーディア王国は各地から持てる限りの
戦力を投入し、東北陣地で必死の防戦を続けていた。とはいえ、総人口2万人以下の
国家、この地方に投入出来た兵力は正規非正規合わせて2〜3千に届くか否かという
程度。倒しても倒しても味方の屍を踏み越えて来る無数のオーク、そして何より人間
の手に余る強さの魔獣どもの前に犠牲は増加するばかり。
形勢は極めて危機的と言える。
それでもレナーディア王国が誇る決戦戦力である各騎士団、ギスライの防衛戦力、
各地から馳せ参じた援軍、冒険者や一般市民など有志からなる義勇兵たち、ギスライ
の防衛に当たっていた誰もが決して希望を捨てず、勇気を振り絞っていた。
みな、覚悟を決めていた。
ここ、ギスライが抜かれたら、レナーディア王国全土、ひいては近隣諸国も含め、
数え切れないほどの人々が目の前の無慈悲な敵に蹂躙されるのだ。逃げても死が待つ
というのなら、歯を食いしばってこの地に立ち続けることにこそ明日への希望を繋げ
られる。敵を食い止められるのは、この場所だけなのだから。
・・・さて、君たちは前回セッション終了時に、そんなギスライに竜王教本部壊滅
という素晴らしい仕事を成し遂げて戻ってきて、歓迎と共に褒美を頂いたわけだが、
それから、数日間。この町を巡る攻防は激化の一途をたどっているが、君たちは一体
何処で何をしていたのかね。
・一緒に戦っていたのなら、軍部の人たちにある程度顔が利くようになっている。
→義勇兵は遊軍扱いで、軍を邪魔さえしなければ自由に戦って貰っている。
・偵察していたのなら、ある程度地域知識がついている。
・戦闘そっちのけで装備の充実を図っていたのなら、特に補正なし。
・その他、行動内容の合理性や面白さに応じて様々なボーナスを与えるようにする。
模擬戦&オーク@ゴブリンについて
ここいらで敵について少し具体的に説明した方がいいと思うので、そうする。先程
「オーク」と言ったが、アイグリスの世界観では、人間に敵対する人型種族ってのは
全てオークとまとめて呼称されている。つまり、オークという枠組みの中に、無数の
人型種族が存在すると思って欲しい。
人間に取ってはコボルドもオーガーもトロールも全て等しく「オークども」と表現
される。たとえばひとつの場所にヒト、エルフ、ドワーフ、アンギスなど色んな種族
が密集しているときに「人間がゴミのようだ」と表現するのを想像して貰えば良い。
勿論、特定の1種族のことを指している場合は具体的な種族名を挙げる。
ダンシェルに付き従っているオークどもは、主にゴブリンやホブリンだ。
ドワーフの男性と同等の身長、痩せ細った身体、ギョロリとした目、尖ってる耳、
そして横に長く裂けた口。山岳地帯や丘陵地帯に掘られた穴倉を住居とした大変優秀
な鉱夫で、その動きは俊敏、そしてずる賢い。罠や飛び道具など簡単な材料で作れる
道具の扱いに長け、時々穴倉から出ては近隣を荒らし、略奪品を持ち帰る。それが、
ゴブリンである。
彼らは基本的に母ゴブリンを頂点とした数名から数十名の家族単位でまとまる。
だが、たまに母ゴブリンを倒してゴブリン王となる固体が存在する群れが出る。
そんな群れは、数百名から数千名にもふくれあがり、ゴブリンの王国を形成する。
ゴブリン王は精力絶倫で、子種をばらまきまくるからだ。中でも伝説的なゴブリン王
となると数万にも及ぶ大勢力を作りあげて、人間の国家を滅ぼすような存在となる。
敵軍の規模から察すると、ダンシェルはそうした伝説級のゴブリン王を従えていても
おかしくない。
ちなみに、ゴブリン王の性欲は、なにも同種族に限らない。
人間、とりわけヒトの女性に目が無い。
ゴブリン王の命令でさらわれたヒトの女たちは、漏れなくゴブリン王のハーレムに
入れられる。
そうしてヒトの女性を孕ませて生まれるのがゴブリンを一回り頑強にしたホブリン
である。若いホブリンは軍団の部隊長や王の護衛、年老いたホブリンなら王国の重鎮
になるなど、総じてゴブリン王国で普通のゴブリンより高い地位に就いている。
また、ゴブリンはエルフの女性を恐れることでも知られている。
彼らは決してエルフの女性を殺そうとせず、なるべく避けようとする。何故なら、
エルフの女性は彼らの目にはまるで神のような美しさに見えるからだ。
ただし、圧倒的な数の優位に立って、王の命令があった場合、生け捕りにしようと
する。これに成功すると王国に連れ帰り、縛り付けた上でご神体として崇める。
稀に、性欲がエルフ女性への畏怖に勝り、襲ってしまうゴブリンも存在する。
エルフ女性に子種を放出したゴブリンは、何故かその瞬間、即座に死んでしまう。
それがゴブリン王だった場合、求心力を失った王国はすぐに散り散りとなって、消滅
する。歴史上自らゴブリン王を誘惑して王国を滅ぼしたエルフが実在する。ただし、
ゴブリンの子種を宿したエルフも、何故か子が生まれた瞬間、確実に死んでしまう。
さて・・・さしあたって、ゴブリンについて必要な情報はこれくらいだ。
それでは、ルールの確認も兼ねて、そんなゴブリンやホブリンと戦って貰おうか。
ナスターシャ&腐竜バスラ&ゼノン登場
模擬戦後。こんな風に、戦いに明け暮れる日々。
そんな、ある日。
それは、戦闘が小康状態に入る、日の出前。
東北陣地の東側にそびえる巨大な岩山、巨峰パナックの頂上から、朝陽が少しずつ
昇っていく。更なる戦闘の1日を前に、兵士達は、ある者は気持ちを引き締め、ある
者は冷静に時を待ち、ある者は絶望に打ちひしがれてガタガタと震え、そしてまた、
ある者は、既に全ての感覚が麻痺したのか、まるで呆けたかのようにぽかーんと虚空
を見つめていた、その時。
ズシン。
と、大地が震えた。
張り詰めた空気が陣地に満ちる。
更なる敵が来るのか。
まだ見ぬ魔獣が、遂に決戦の舞台に解き放たれたのか。
しかし、兵士達が北方を見つめると、矢が届くか届かないかの距離に陣取っていた
オークたちも戸惑っている様子で右往左往していた。
―――今、突撃すれば、敵の列を打ち破れるかもしれない。
こう考える兵士も居た。
ズシン。
もう1度、大地が、そして空気までもが震えた。
ズシン。
もう1度。
ズシン。
更に、もう1度。
―――北からではない!
振動は、南から来ていた。
ズズーン。
刻々と大きくなってゆく、振動と音。
陣地の兵士達は、戦慄した。
だが、彼ら以上に、ギスライで待つ人々は、恐怖におののいていた。
彼らの感じた振動は、東北陣地より更に大きい。
ズズーン。
南から、何かが、来る!
敵は山脈を迂回して来たのか?
人間側は、既に北からの敵を防ぐだけで精一杯である。
何にせよ、南から敵が来たらおしまいだ。
ズズーーーン。
ギスライの街は、パニックに陥った。
家の門を固く閉ざし、ただただおびえ、震える者。
我先に街から逃げ出す者。
好奇心に駆られ、城壁に上って南方を見渡そうとする者。
そんな者が目にした光景は、南方から迫り来る、一面の黒とグレー。
ZZZUUUUUUUUUUUUUUUUN。
振動が伝わるにつれ、それはどんどん近付いてきた。
そして、遠目では黒とグレーだけだったのが、近寄るにつれ、どろっどろに濁った
ダークグリーン、くすんだ焦げ茶色、そして、毒々しいショッキングイエローなどの
色も混ざり始めた。
目を凝らすと、様々な異形の者が蠢いているのが見える。
魔獣やアンデッドの大群が歩いてくる。
その後方から、大きな肉色の山が迫ってきた。
そいつは、頭を持ち上げた。
山ではない。
地竜だ。否、腐った竜、腐竜と呼ぶべきか。
―――そう。
南方にテリトリーを形成していた、腐竜バスラだ。
テリトリー内で力を蓄えていたバスラが、テリトリーを遠く離れたばかりか、自ら
テリトリーを拡大して来たのだ。しかし、バスラは不完全な形で復活したため、本来
テリトリーから動けなかったのでは無かったか。少なくとも、それが、君たちが軍部
に伝えた情報だ。
バスラが近寄るにつれ、ギスライの人々の恐怖は増した。
東北陣地は、混乱に包まれた。
―――今、突撃されれば、我々は全滅するかも知れない。
そう考える兵士も居た。
しかし、北の敵は動かなかった。
彼らも、直接見ることは出来なかったが、何らかの異変が生じていることを感じ、
迫り来る圧倒的な存在感におののいていた。
バスラと、拡大し続けるテリトリー。
その先導をするかのように、一人の男が歩いていた。
みすぼらしい格好をした男である。
大きなモーニングスター・スピアを杖代わりに、悠然と歩いてくる。
PC達には見覚えがあるはずだ。
「不死身のゼノン」と名乗る男だ。
男は城門/陣地(PCの場所。陣地の場合、ギスライの横を通り過ぎる)まで歩み
寄ると交渉の印に右手を高く掲げ、声を張り上げて言った。
「西の方メルーの森にて亡者を従えるネクロマンサーにしてダンジョンマスター、
滅びたるシェリー王国、その王の妹君であらせられるナスターシャ・マ・シェリー、
不死たるその眷属および南方に居を構える死と腐敗の王、腐竜バスラを従え、東北に
聳え立つローヴァル山脈より平和を脅かす邪悪なるダンジョンマスター、ダンシェル
に決戦を挑むために来れり。ダンシェルは古の邪竜ケイジーを千年竜王と称し、その
復活により大空と大地を統べる覇者たらんと目論むものなり。我ら、その目的を阻止
せんとする。この先、人間の関わることの出来る戦いにあらず。願わくは道を空け、
我らの通行を許可して頂きたく存じる。許可無き場合は、力を以って押し通るまで。
しかし、我らがダンシェルとの戦いに敗れしとき、そちらの明日も無きものと知れ。
以上が、ナスターシャ・マ・シェリー本人より仰せつかった言葉である。ギスライの
勇士達よ、返答は、如何に!」
判定14以上→だが断る+PCが何もしなかった場合
・バッドエンドフラグ、レベル1
人間の選択は、哀しい物だった。彼らは到底異形の者達とは相容れない。北の脅威
に加え、ナスターシャとも戦う姿勢を見せたのだ。
ゼノンはため息をついた。
そして「すまない・・・な」と言うと、角笛を取り出した。
吹くと、低い音色が辺りに響き渡った。
それを受けて、ナスターシャの軍団が速度をあげた。
見ると、バスラの背に大きな椅子が設置され、そこにナスターシャがあらわな美脚
を組んだゆったりとした姿勢でふんぞり返っていた。まるで、高みから下界の愚か者
どもを見下ろすかのような、傲然とした表情である。
軍団が、陣地に迫る。
ナスターシャが、手にした扇を一振りした。
殺戮が、始まった。
ナスターシャの軍団は疲労困憊のレナーディア軍に津波のような勢いで襲い掛かり
瞬く間にこれを殲滅する。そして、その勢いのまま、ダンシェルの軍団とぶつかる。
そこに展開されたのは、人の想像を絶する戦いだった。
入り乱れるオークとアンデッド、ぶつかりあう魔獣と魔獣、全てを蹂躙するバスラ
の巨体。その混沌とした光景は、美しさすら感じられるほど現実離れしていた。
判定13以下→通す
人間達には、北の脅威に加え、ナスターシャとも戦うなど出来なかった。
彼らは速やかに陣払いをし、みるみる巨峰パナックの麓の狭い陸地が空けられた。
ゼノンはそれを見てゆっくり頷き、角笛を取り出した。
吹くと、高い音色が辺りに響き渡った。
それを受けて、ナスターシャの軍団が速度をあげた。
見ると、バスラの背に大きな椅子が設置され、そこにナスターシャがあらわな美脚
を組んだゆったりとした姿勢でふんぞり返っていた。彼女はPCたちを一瞥すると、
微笑みを浮かべ、目で挨拶した。しかしそれは、どこか心細そうな表情にも思えた。
死と腐敗の軍団が、陣地だった場所を抜け、ダンシェルの軍団に迫る。
ナスターシャが、手にした扇を一振りした。
人外同士の宴、その幕が切って落とされた。
そこに展開されたのは、人の想像を絶する戦いだった。
入り乱れるオークとアンデッド、ぶつかりあう魔獣と魔獣、全てを蹂躙するバスラ
の巨体。その混沌とした光景は、美しさすら感じられるほど現実離れしていた。
PTの選択
ここいらで、ゼノンがPTの近くに移動してくる。
彼はPTの姿を認めると、手を振ってくる。 →「久しぶりだな!」
ゼノンから聞きだせる情報
・ナスターシャはダンジョンマスターとしての力の根源、ダンジョンを創造する無限
の魔力を媒介してバスラに与えることで、バスラにテリトリー外で行動するための
エネルギーを与え、それと引き換えにバスラを従えるという契約 を結んだ。
・ナスターシャの目的は、王女ライシャ・マ・シェリーの救出だ。
・バスラの目的は、ケイジーを滅ぼすことだ。
・両者の目的を達成するには、ダンシェルを倒す必要がある。
・ライシャ・マ・シェリーとは、ゴシプリたんことミューシャ・マ・シェリーの双子
の姉である。ヴォルフが王宮騎士となる以前の話、王宮を追放されたナスターシャ
が王国に対する嫌がらせとして誘拐し、育てていた。
・ライシャには精神魔法の素質があった。それを伸ばすためナスターシャはライシャ
に師匠をつけた。それが当時ナスターシャと友好関係にあった、ダンシェル。後に
ダンシェルはライシャを自分のものとして、行方をくらました。
・ダンシェルの目的はケイジーの復活。それにはシェリー王族の女性が3人必要。
・ナスターシャはダンジョンマスターとネクロマンサーの素質を持つため忌み嫌われ
兄である国王・イライジャによって殺されそうになり、これを哀れんだ家臣により
王国から逃されている。
・その恨みから、王国に対して何度かこのような悪質ないたずらを行っていた。実際
はライシャの誘拐以外、たとえば王宮の中の池に棲む蛙を凍らせたりする程度の、
大変ささやかないたずらばかりだったが、彼女のいたずらによって王国の力が衰退
して、後にモンスターの大襲撃で滅亡する遠因になったのだとナスターシャ自身は
思っているため、責任を感じている。その責任感と罪の意識のために、ライシャや
ミューシャを探していたという面もある。
一通り会話すると、ゼノンはこれよりナスターシャを追って経過を見届けると言い
立ち去ろうとする。去り際に「そちらはどうするつもりだい?」と尋ねる。
ここで考えられる展開
1→待つ+人間達が道をあけていない
バッドエンドフラグ、レベル2
ラスボスの強さ:A
2→待つ+人間達が道をあけている
ラスボスの強さ:B
(1と2で共通)
ギスライで待つこと丸1日。ゼノンが息を切らして戻ってきた。
「最悪の事態だ。ナスターシャが、さらわれた」
ゼノンから聞きだせる情報
・最初こそ、ナスターシャの軍団が押していた。彼女達はダンシェルのダンジョン、
その大きなゲートの目前にまで迫っていた。だが、そこでダンシェルが新手を投入
し戦力が拮抗した。敵はあろうことか上級魔獣まで、それも大量に手懐けていた。
カザグラス・カグロスだ。その攻撃によりナスターシャがバスラの背中から落下。
そこで待ち構えていた敵の魔獣にさらわれたのだ。魔力の源を失ったバスラはその
場所から移動出来なくなり、消極的な防戦を余儀なくされている。ナスターシャを
救出したいが、俺一人ではおぼつかない。力を貸してくれないか。
ラスダンまでの道中は敵が居ない。ギスライに駐屯しているレナーディア軍に後を
追わせてもいい。軍隊と足並みを揃えてから行くなら、準備にまるまる1日かかって
しまい、バッドエンドフラグ、レベル3。
バッドエンドフラグ、レベル3エンド
軍隊が死と腐敗に包まれたティーグの森まで差し掛かった時点で、大地が震える。
遥か遠く、ローヴァル山脈から巨大な金色の光柱が天空まで立ち上り、山の一端が
崩れ落ちる。そこからまばゆいばかりの黄金の光に包まれた3つ首竜が出現。しかし
真ん中の一本の首は力なく、垂れ下がっていた。
竜は大きな翼を打ち震わせると一瞬で空に駆け上がり、直後、物凄い勢いで地面に
向かって急降下した。その先には、腐乱した肉の塊にも思える巨大な何かが見える。
両者は交錯した。
否、黄金の竜が肉の塊に向かって一方的に激突したのかも知れない。
暫くして、大きな断末魔の声がPCの耳にも届いた。
暫くして、再び黄金の光が空を翔る。
腐竜バスラの最期である。
3つ首竜の力は、人間には到底太刀打ち出来るものではない。
ゼノンは叫んだ。
「逃げろ!逃げるのだ!命ある限り!」
我先に退却を始めるレナーディア軍。しかしゼノンは動かず、PCを呼び寄せる。
「非情なようだが、あれは囮。俺達は近くに身を潜めよう。何故かって?君たちが
必要だからだ。今、希望があるとするのなら、暗黒竜ジィを復活させることだ。それ
にはシェリー王家の女が必要なのだ。かつても三姉妹の従妹を霊峰マニマニへ連れて
行き、雷竜ディルツと氷竜ジィの融合に触媒となって貰ったのだ。暗黒竜ジィは霊峰
マニマニの地下に眠ってる。ミューシャを見つけ、連れていかねばならん。ケイジー
がミューシャを見つける前に、な。しかし、俺がジィの封印を解く方法を見つけた頃
には、恐らくこのレナーディアは滅ぼされているだろうな。いや、レナーディアだけ
ではない。人類そのものが、手遅れになるかも知れない、か。そうならないためにも
協力して頂きたいのだ」
ここで、空が一層明るく輝く。
ケイジーがPC達の上空を飛び去り、レナーディア軍のしんがりに喰らい付いた。
殺戮。
だが、これはやがて訪れる人類滅亡の危機の、その序曲に過ぎなかった。
果たしてPC達は暗黒竜ジィを復活させ、ケイジーを食い止められるのか?
それはまた、いつかどこかの冒険で。
アイグリスの大地で、再び会うその日まで。
ごきげんよう。
3→後を追う+人間達が道をあけていない
ラスボスの強さ:B
準備を済ませて、後を追っていくと、まさに死屍累々、オークや魔獣どもの死体が
無数に散乱する地獄絵図がそこにあった。しかし、最初こそ押しに押しまくっていた
ナスターシャの軍団だが、ティーグの森に差し掛かったところで進撃が止まる。
4→後を追う+人間達が道をあけている
ラスボスの強さ:C
準備を済ませて、後を追っていくと、まさに死屍累々、オークや魔獣どもの死体が
無数に散乱する地獄絵図がそこにあった。ナスターシャと亡者の軍団はバスラの力に
よって快進撃を続け、ティーグの森を死と腐敗の森に変え、ローヴァル山脈の山裾に
までダンシェルの軍団を押し返していた。だが、ダンシェルのダンジョン、その巨大
なゲートの目前にまで迫ったところで、進撃が止まる。
(3と4で共通)
ダンシェル軍団から新手が出現し、戦力が拮抗したのだ。
そこには、見たことのない魔獣の姿があった。
絶えず蠢く、丸太のように太い10本の触手。触手の先には大きな目玉がひとつ、
目玉の中心から先の尖った細長い突起のようなものが突き出している。触手は互いに
絡み合い、のたうちながら動き回っている。
それが数十体も現れ、ナスターシャの軍団に襲い掛かっていた。
触手の横殴り攻撃や突起の突き刺し攻撃に加えて、それぞれの目から弾幕のように
光線が発射されたりもした。
ここで、モンスターデータから上級魔獣カザグラス・カグロスの説明を。
(PCが近付いたなら)
「なぎはらえ!」
ナスターシャの声が、凛とした響きを帯びて聞こえてくる。
腐竜バスラの口から毒の息が吐き出さる。
数体の魔獣がそれに飲まれて動かなくなる。
ゼノンがため息をつく。
「おいたわしや。在りし日の火竜バスラなら、一撃で全滅させたものを」
そのとき、後から来たカザグラス・カグロスから黄色い光線が発射される。
ナスターシャに直撃する。ナスターシャはびくびくっと全身を打ち震わせて、押し
殺した悲鳴のような、か細い声を上げて崩れ落ちる。
そのまま、バスラの背中から、落下。
バスラの動きが止まる。
瞬間、ダンシェルの軍団がわぁっと押し寄せ、バスラを取り囲む。
PCに視覚判定。成功すれば、ナスターシャが1体のカザグラス・カグロスに捕え
られ運搬されてゆくのが見える。
その1体を守るように残りのカザグラス・カグロスが前に出て、バスラに赤や青の
光線を浴びせまくる。
ここでバスラが息を吹き返し、再び毒の息を吐く。
これによりカザグラス・カグロスは全滅する。だが、ナスターシャを捕えた一体は
悠然と退却していく。また、ダンシェルの軍団も全軍退却を開始。
バスラはゆっくりとダンシェルの軍団を追おうとする。
この瞬間、大地が揺れる。そして、バスラの目の前で、地面がゆっくりと割れる。
ダンシェルの切り札だ。
割れた地面から、数十体のバジリスクが這い上がってきた。
「最悪の事態だな・・・」と、ゼノンが吐き捨てる。
バジリスク達が、目を、開く!
バスラは石にならない。全開に解き放たれた死と腐敗のエネルギーがバジリスクの
視線と拮抗、禍々しく毒々しい世界と灰色の世界が激しく揺れ動きながら鬩ぎ合う。
「バジリスクどもは、俺がなんとかする。君たちは、ナスターシャを追ってくれ!
大丈夫、俺は不死身だ。石にならないんだ。多少時間はかかるが、奴らを始末したら
俺もあんたたちの後を追う」
ここでゼノン離脱。ラスダンまで、抵抗は無い。
ラスダン
展開1−2の場合、ゲートに数十体のゴブリン衛兵がうろついている。
展開3−4の場合、ゲートには誰も居ない。
どちらの場合でも、ゲートの1.5km東方、高さ50メートルの地点にぽっかり
空いた穴がある。登攀する場合は、登攀判定に成功さえすれば高さ20メートル地点
まで登れる。あとは切り立っていて、成功度10は出さないと登れない。
ロープの出番。
ダンジョンの内部は各ルート共通とする。
ボス部屋(吹き抜け構造)
巨大な竜王像、その前に祭壇。
祭壇からそれぞれ3つの階段が竜王の3つの口に続いている。祭壇の上には、一人
のアンギスが。その左側には大型のゴブリンが。どう見ても、ゴブリンという種族の
最高峰、ゴブリン王だ。
また、アンギスの右側には、一人の女性が。
祭壇の前には、ホブリンが2体。
その横に、上級魔獣カザグラス・カグロスが一体。触手をナスターシャにまとわり
つかせて、自由を奪っている。
ナスターシャとアンギスは、睨みあっている。
「昔は失敗したが、今度は我がダンジョンの中だ。おまえに、勝ち目は無い・・・
さぁ、我が支配を受け入れろ。ナスターシャ・・・ッ!」
「そなたを一瞬でも信用したわらわが愚かじゃった・・・ダンシェル・・・ッ!」
火花が、散る。
バッドエンドフラグ、レベル2が立っている場合。
ナスターシャが、がくっと崩れ落ちる。
ダンシェルが、高笑いをあげる。
「ふふ・・・ふはははは!他愛も無い!さぁナスターシャよ、我とともに!」
ナスターシャの顔に、笑みが浮かぶ。
「はい・・・ダンシェル・・・さま」
戒めを解かれ、ナスターシャが祭壇まで登る。
そして、ダンシェルの右隣の女性と見つめ合う。
その女性、どう見てもゴシプリたん、即ちミューシャ王女だ。
だが、挑発的な笑みを浮かべている。
「さぁ、ナスターシャ、そしてライシャ!復活のときだ!」
ダンシェルの全身が黄金に輝き、光となって消える。
その光は竜王像に吸い込まれる。
ナスターシャとライシャが階段をのぼり、竜王の口に入る。
瞬間、口は閉まり、ばきばきと骨が砕かれる音と共に、大量の血が流れ落ちる。
すると竜王像全体が黄金に輝き・・・動き出す。
黄金輝く三つ首竜、ケイジー復活。だが、真ん中の首は力なくうなだれている。
ケイジーは甲高い叫び声を上げると、PCを残して空高く飛び立った。
PCは残った敵と戦闘。
途中、低くくぐもった断末魔の声が外から聞こえてくる。
戦闘に勝てたら、そこにゼノンが登場して外の惨状を伝える。
バスラはケイジーに倒され、ケイジーはそのままギスライに向かったこと。
これでレナーディアが滅ぶこと。
今となっては、暗黒竜ジィを復活させるしか希望は無いということ。
それにはミューシャが必要であること。
あとは、バッドエンドフラグ、レベル3エンドに準拠。
バッドエンドフラグ、レベル1・・・あるいは、フラグ無しの場合。
「愚か者めが!」
ナスターシャが吼えた。
精神力を大きく消耗しながらも、ナスターシャはどうにか、紙一重でダンシェルの
支配を跳ね返したのだ。だが、そのまま力なくうなだれる。
「ぬぅ、小癪な・・・ッ!」
そのとき、傍らの女性がダンシェルに向き直る。
「時間がありません、ダンシェルさま。ここは私一人でも」
どう見てもゴシプリたん、即ちミューシャ王女だ。
だが、挑発的な笑みを浮かべている。
「あのいまいましい腐竜が、バジリスクの罠を抜けるというのか。うぬっ!仕方が
ない、さぁライシャ、竜王の顎(アギト)へ。お前達、この場は任せるぞ!」
ゴブリン王がうやうやしく一礼すると、PC達に向かっていく。
ここでカザグラス・カグロスも動き出す。
動けないナスターシャの背中に、突起を突き刺す。
そして、残りの触手はPCを向いている。
戦闘中、ダンシェルは全身が黄金に輝き、光となって消える。
光は竜王像に吸い込まれる。
ライシャも階段をのぼり、竜王の口に入る。
瞬間、口は閉まり、ばきばきと骨が砕かれる音と共に、大量の血が流れ落ちる。
すると竜王像全体が黄金に輝き・・・動き出す。
黄金輝く三つ首竜、ケイジー復活。
だが、元気に動き回っているのは真ん中の首のみ。復活が不完全なのだ。
それでも、ケイジーは甲高い叫び声を上げると、PCを残して空高く飛び立つ。
PCは戦闘。途中、外から凄まじい破壊の音が聞こえてくる。
果たしてPCは生き残れるのだろうか?
終幕(いずれもPCの勝利が前提)
・ナスターシャが死んだ場合
外へ出てみると、丁度ケイジーがバスラを倒したところ。
そこへゼノンがやってくる。
あとは、バッドエンドフラグ、レベル3エンドに準拠。
・ナスターシャが生き延びた場合
ここでナスターシャが息を吹き返す。
ゼノンがやっと追いついてくる。で、バスラが負けそうだということを伝える。
「わらわをバスラのもとへ連れてゆけ・・・なるべく早くにだ!」
外へ出てみると、ケイジーの猛攻にバスラは防戦一方。
浴びせかけられる黄金の電撃に対し、死と腐敗のエネルギーを放出してギリギリで
食い止めている。バスラは明らかに押されていて、そのエネルギーもどんどん範囲を
狭めている様子。
ナスターシャをバスラのもとへ連れて行く。
ナスターシャをバスラの背中に乗せないといけない。で、背中の上の椅子に座ると
途端にバスラが力を増す。
黄金の電撃を押し返した死と腐敗のエネルギーや毒のブレスがケイジーを覆うと、
ケイジーは墜落。そこへ毒のブレスが容赦なく浴びせかけられ、ケイジーは遂に動か
なくなる。
「やはり、一本だけでは不完全だったのだ。脅威は去った。だが、ナスターシャは
大丈夫だろうか・・・あの様子では・・・」
PCが駆け寄るのと、ナスターシャが椅子からずり落ちるのとが同時。
誰か、キャッチするのだ!反応で(GMの1D)成功すればOK!
失敗すると、フラグ無しでもバッドエンドフラグ、レベル1エンドに準拠させる。
・・・どちらにせよ、ナスターシャは目をつぶった状態でいる。
やがて、ナスターシャがゆっくりと目を開く。
そして、PCを向いて、にこりと笑う。
息も絶え絶えに、↓のような内容を語る。
「これまでのようじゃ・・・魔力だけでなく、命まで燃やし尽くしてしまったわ」
「わらわは、これまで多くに迷惑を掛けて生きてきた。だが、もうその必要はなく
なるということじゃ」
「西の、メルーの森の、わらわのダンジョン。スフィンクスや、アンギスの姉弟。
姉の方は大丈夫じゃろうが、弟の方は、わらわが死ねば、その存在を支える魔力の源
が切れて、やがて消滅してしまう。その前に、彼らに言伝を頼む。ありがとう、と」
「思えば、最後の数年間、そなたたちのような者達とめぐり合えて、今までの長い
人生で一番楽しかったわ・・・ありがとう」
「ふふ・・・柄にも無い・・・しゃべりすぎたわ・・・もう、休ませておくれ」
そう言うと、目を見開いたまま、一切の動きを止めた。
バッドエンドフラグ、レベル1エンド
ナスターシャが、息を引き取った。
後は、PCにその後どうするかを聞いてエンディングに入る。
ゼノンは、また放浪の旅に出る。
「俺は不死身のゼノン。悠久の時を生き、魂をうつしよに縛られる者。各地を放浪
して、多くを見届ける、ただそれのみよ」
バスラは、ケイジーを捕食にかかる。
魔力を吸収し、もとの、南のテリトリーへ戻る。
あとは、それぞれのエンディングへGO。
ハッピーエンド
しかし、よく見ると、ナスターシャのおっきな胸が、ゆっくりと上下している。
「まだ呼吸がある、な。まだ、生きている。早くギスライへ運び、治療を受けさせ
よう。ははっ、自分が死ぬと勘違いするほど頑張ったんだな。君たちも・・・本当に
良くここまで戦った。本当に・・・」
後ろでは、バスラは、ケイジーを捕食にかかっている。
魔力を吸収しているとのこと。
街では、PC達がケイジーの死を伝えると、歓迎ムード一色。
そして、数日後、ナスターシャが起き上がる。
「ここが・・・あの世か・・・?」
ぽかーんとしている。
歓迎を受けて、ナスターシャが涙を流す。
「わらわは、恐れられるダンジョンマスター。忌み嫌われるネクロマンサー。それ
なのにかような歓迎を受ける日が来ようとは・・・わらわは一体どうすれば良い」
笑えばいいと思うよ。
・・・更に数日後、別れの日。
ゼノンは、また放浪の旅に出る。
「俺は不死身のゼノン。悠久の時を生き、魂をうつしよに縛られる者。各地を放浪
して、多くを見届ける、ただそれのみよ」
ナスターシャは、バスラとの契約を解除してメルーの森へ戻り、静かな生活を送る
つもりでいる。そんな彼女に、そしてPC達にも、バスラは永遠の友情を誓って南の
テリトリーへ戻って行った。どちらも相変わらずレナーディアに取っては脅威である
ことに違いない。しかし、さしあたっては、PC達の活躍によって最大の危機が回避
されたことに間違いは無い。少なくとも、暫くはこの地に平和が訪れたのだ。
あとは、それぞれのエンディングへGO。
モンスターデータセクション
平均的なゴブリン
体力: 8 瞬発: 8 身体: 8 瞬発移動力:4.2
敏捷:11 感覚:11 反応:11 継続移動力:2.625
知力:11 精神:10 頭脳:11 基本致傷力
HP:70 MP:10 FP: 8 振り:1D−2 突き:1D−3
よけ: 5 耐斬り: 0 受動防御:0
うけ: 7 耐刺し: 0 大きさ:1
とめ: 7 耐叩き: 0 重さ:50kg
その他(特性、攻撃手段、装備など)
防護点は装備している防具によりけり
粗悪な湾刀
HP100、切り/1D、刺し/1D−3、レベル11
平均的なホブリン/底辺のゴブリン王
体力:12 瞬発:12 身体:12 瞬発移動力:4.6
敏捷:11 感覚:11 反応:11 継続移動力:2.75
知力:11 精神:12 頭脳:12 基本致傷力
HP: 170 MP:12 FP:12 振り:1D+2 突き:1D−1
よけ: 6 耐斬り: 0 受動防御:0
うけ: 7 耐刺し: 0 大きさ:1
とめ: − 耐叩き: 0 重さ:70kg
その他(特性、攻撃手段、装備など)
防護点は装備している防具によりけり
戦闘即応
湾刀
HP200、斬り/1D+4、刺し/1D−1、レベル11
伝説級のゴブリン王
体力:13 瞬発:13 身体:13 瞬発移動力:4.6
敏捷:15 感覚:15 反応:15 継続移動力:2.75
知力:15 精神:15 頭脳:15 基本致傷力
HP: 180 MP:12 FP:12 振り:2D−1 突き:1D
よけ: 7 耐斬り: 0 受動防御:1
うけ:12 耐刺し: 0 大きさ:1
とめ: − 耐叩き: 0 重さ:70kg
その他(特性、攻撃手段、装備など)
ハードレザー製中心の防具で防御力は大雑把に各35、受動防御1とする。
戦闘即応
湾刀
HP200、斬り/2D+1、刺し/1D、レベル11
バジリスク
体力:15 瞬発:15 身体:15 瞬発移動力:5.4
敏捷:12 感覚:12 反応:12 継続移動力:3.375
知力: 3 精神:16 頭脳:10 基本致傷力
HP: 150 MP: − FP: − 振り:2D+1 突き:1D+1
よけ: 6 耐斬り:10 受動防御:1
うけ: − 耐刺し:10 大きさ:横1HEX、縦3HEX
とめ: − 耐叩き:10 重さ:150kg
その他(特性、攻撃手段、装備など)
石化視線、レベル16 噛み付き、切り/1D+1、レベル12
組み付き:反応即決
倒し:瞬発即決
押さえ込み:瞬発即決、体重+5ごとに+1修正
→振りほどき:瞬発即決 両手組み付き:ペナ−5 両手押さえ込み:ペナ−10
恐ろしい顔とトサカを持つ、体長3メートル、体重150kgのオオトカゲ。
睨み付けることで相手を石化する能力を持つ。バジリスクはあらゆる呪文に完全な
耐性を持つ。「睨み」を行うには、得物を見ることが出来る状態でないといけない。
そして、1ターン集中(視線が合っていた場合は集中不要)し呪文を発動するように
技能判定を行う(技能16)。得物までの距離1mごとに−1判定。判定成功すると
キャラクターは瞬時に石化する。視線は大型盾で「止め」られるが、そうすると盾が
石化して使えなくなってしまう。
魔獣マサヴァル・エスレン(Masaval Eslen)
(エルフ語で「鞭の腕(Whip Arm)」)
体力:11 瞬発:11 身体:11 瞬発移動力:12(計算値+5)
敏捷:14 感覚:14 反応:14 継続移動力:8.75(計算値+2)
知力: 7 精神:11 頭脳: 9 基本致傷力
HP: 140 MP:14 FP:14 振り:1D+1 突き:1D−1
よけ: 8 耐斬り:30 受動防御:1
うけ: − 耐刺し:30 大きさ:1
とめ: − 耐叩き:30 重さ:80kg
その他(特性、攻撃手段、装備など)
戦闘即応/1ターンで2回攻撃
鞭の腕、叩き/1D、レベル14、鞭のルールに準じる、距離1〜3
鞭の腕をしならせる、叩き/1D+2、レベル10、鞭のルールに準じる
霊長類に似たような外見だが首がない。両腕が2メートル以上の長さで、関節や手
にあたる器官が存在せず、鞭のようにしならせて獲物を打ち据え、殺した後で腹部に
開く大きな口(牙の類は無い)で捕食する。口の上下左右4箇所に目が1つずつあり
視力が良いが、視界が狭い。戦闘の際、側面を背後として扱う。知能が高く、鞭の腕
で武器を奪ったり、味方と連携して敵を挟み込んだりする戦法を取る場合がある。
上級魔獣カザグラス・カグロス(Kadhagras Kaglos)
(エルフ語で「のたうち蠢く者(Writhing Wriggler)」)
*)下記は強さレベルAの場合のデータです。正直、無理だろうなぁ。まぁでもAが
出たってことは、PCは全滅してもおかしくないほどのことをしているわけで、
勿論全滅させるつもりでやりますかw
体力: 138 瞬発:22 身体:80 瞬発移動力:8
敏捷:14 感覚:14 反応:14 継続移動力:6
知力:10 精神:16 頭脳:13 基本致傷力
HP:2000 MP:16 FP:138 振り:4D 突き:2D
よけ: 7 耐斬り:30 受動防御:1
うけ: − 耐刺し:30 大きさ:4
とめ: − 耐叩き:30 重さ:1000kg
その他(特性、攻撃手段、装備など)
再生:1ターンで「1D−4」×100
1ターンで10回攻撃
1)赤い破壊光線:受けたり止めたりしても爆発する。4Dの爆発増強(射程30m)
2)蒼い破壊光線:貫通電撃。よけ、しか使えない。2Dの防護点無視(射程20m)
3)黄色の破壊光線:よけ、しか使えない。
→命中するとエクスタシーの呪文(ガープス・グリモワ)の効果が即座に出るw
4−5)触手撃:叩き4D、14レベル
6)ブッ刺し撃:刺し2D、14レベル
→吸血派生:防護点無視1D−3
→組み付き:反応即決
→倒し:瞬発即決
→押さえ込み:瞬発即決、体重+5ごとに+1修正
最後は魔力暴走で自爆、爆心地は7D。
絶えず蠢く、丸太のように太い10本の触手。触手の先には大きな目玉がひとつ、
目玉の中心から先の尖った細長い突起のようなものが突き出している。触手は互いに
絡み合い、のたうちながら動き回り、進路上の生き物を殺傷、捕食しにかかる。知能
は非常に高く、目から発射される破壊光線や触手の横殴り攻撃、あるいは突起を突き
刺したりして相手を無力化してから、突起の先にある吸引器官を刺して相手の体液を
吸い取る。尻尾は球体の中心部で互いに結ばれているが、触手の密度が濃いため肉眼
で確認することは至難。
10本が入れ替わり立ち代りなので、固定の相手は狙いにくい。
触手1本はHP200。1撃で200ダメージを超えたら、1本を切り取ることに
成功するとしても良い。
切り取られた触手は中に潜りこみ、治癒を待とうとする。治癒力は1ターン50。
強さBの場合
・HP−500
・破壊光線の攻撃力−1D
・自爆の威力−2D
→PCの状態が完全なら、なんとか倒せるレベルかな?
強さCの場合
・HP−500
・破壊光線と触手撃の攻撃力−1D
・自爆の威力−2D
・再生しない
・攻撃回数−3
→なにこの倒してくれといわんばかりの弱体化w もうちょっと強くしようかな。
どの形態でも、HPが0になると気絶判定、HPが−200ごとに死亡判定+1回。
HPが−1000で確定死亡となる。
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以上が、シナリオ案です。
・・・富士見書房「実践!RPGゲームマスター道」から色々パクッてると気付く
方は居ましたでしょうか(ぉぃぉぃ
黒蛇と黄金竜の立場が変わってるだけで敵の構図がほぼ一緒だしwww
でも、そこに今までのキャンペーンで積み重ねたオリジナル要素が加わって、全く
違うテイストが出てきたというのも確かです。シェリー王国の設定ひとつでも別種の
深みが世界観に現れてましたよね。
それにしても。
市販のシナリオと比べ物にならないほど整合性がなくて、ところどころアドリブで
繋ぎ合わせないと上手くいかないのが確定って感じになってますよねw
でも、そもそも最初とおおまかな最後をいくつか決めて、途中いくつか重要シーン
を設定する以外はその場のノリで繋げちゃうので、ガチガチに決まったシナリオって
窮屈に感じます。物語はGMが示したいくつかのルートをPCが選択するのでなく、
GMとPCが一緒になって自由に創るのが楽しいと思うタイプなので。
それにしても突貫っぷりが酷いですけどねw
整理がついてなくて前後飛びまくってるしw
アイデアは結構以前から出来上がってたけど、それを全部繋げ合わせたのは2日前
からの作業だったんだぃょぅ(ぁぁぁ
・・・まぁ、それはそれとして、こんなんで無事最後まで行けて良かった。
続きまして、ちょっとした追加感想みたいなものを。
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結局。
ヴァリーが死んでしまった。
ナスターシャが死んでしまった。
どちらも、実はいつか未来に、俺の中のレヴォラコント(=ファンタジー)を再び
繋げていく際に再び登場させようかなと思っていたキャラクターだ。
・・・だけど、そういう彼らの死だからこそ、レヴォラコントという世界が真実味
を増したと、今ではそう思えるようになってきた。全てが予定調和なら、あまりにも
フェイクすぎる。実際、PCの選択は全てバッドエンドから離れるものだった。でも
現実では、全て正しいと思える選択、正しいと思える努力をしたとしても、なんでも
上手く行くのだとは言い切れないところがある。それを、ダイスの神様はあの土壇場
での死亡判定失敗を通じて教えてくれたのかも知れない。
そう。GMとしては、全て正しい選択をしたPCに対し、予定調和のエンディング
を与えたくなっていた。だから、ナスターシャが予定外の危機に陥ったとき、強引な
手段で彼女を救おうとしたのだ。しかし、更なる予定外により、ナスターシャは遂に
力尽きた。これは、彼女があの世界において、あの場所で死すべき運命だったのだと
思うしかないのだろう。
ヴァリーにしても、そうである。俺が構想していた小説の方で、実はメインキャラ
の一端という座を彼女は既に射止めていたのだ。それなのに、死んでしまった。俺の
創作人生を左右するほどの、大きな予定変更を強いられる出来事となった。あの場で
GMとしては平静を装っていたというか、PCに対して更に非情や意地悪を迫ったり
していたが、実は心の中で物凄いショックを受けていた。うそだろ・・・と。
勿論、創作の話なのだから、何事もなかったかのように未来再登場させても良いの
だろう。だが、俺はそうしない。ルナル・サーガのファウン信仰ではないが、死んだ
者は、死んだままにしておくべきだ。それでこそ、ヴァリーというキャラクターが、
確かにあの世界で「生きて」いた証となるのだから。そして、その証こそ、生還した
他のキャラクターも「生きて」いる、その存在がより身近なものとして感じられると
俺は思うのである。
かなり以前となるが、あのアンギスの戦士・ディシャーヤの死も同じだ。
アンギスというのは、俺がゲーム創作者として無い知恵を振り絞って創った種族。
大昔から、俺は腕が沢山ある蛇人間で遊びたいと思っていた。だから、それを選んで
くれたプレイヤーのko1さんには感謝していた。
ディシャーヤは、いわば俺の夢の一端を担ったキャラクターだったのだ。
その、全PC唯一のアンギス・キャラクターが死んだのだ。
実は、かなり落胆していた。
・・・改めて、思う。
確かにGMは時としてPCを生命の危機へと誘(いざな)う。
だが、本心からPCに死んで欲しいと願うGMなんて居ないと俺は思う。
全ては、物語の精彩を増すためにある。
いわば、真剣さの裏返しとも言えるだろう。
言葉を変えれば、愛情の一種とも言えるだろう。
だから、PCが死んだとき、GMも哀しさや寂しさを覚えるのだ。
しかし、だからこそ、キャラクターの生命は尊いのだとも言える。
今後も俺はGMとして、必要な状況であれば、キャラクターを極限状況に追い込む
ことを躊躇ことは無いだろう。酷いGMでごめんw
でも、そういうGMだからこそ、俺は心からヴァリーやディシャーヤ、またNPC
ながら強烈な輝きを放ってくれたナスターシャに「ありがとう」と言いたい。
最後のシーンで、不死身のゼノンはナスターシャに関してこう言った。
「本当に、強い子だった」
また、ゼノンはPC達に対しても「本当によくやってくれた」と語った。
これらは、ゼノンだけでなく、GMの本心からの言葉でもある。
・・・って、バレバレかなw
さて・・・繰り返しになるが・・・。
ヴァリーが死んでしまった。
ナスターシャが死んでしまった。
腐竜バスラですら、その生命を使い果たしてしまった。
だが、彼らと、他のPC達の活躍でケイジーは封印された。
世界は一旦危機から遠ざかった。
生き残ったPC達の物語はこの先も続いて行くのだろう。
ヴォルフは、ゼノンとともにミューシャ姫を捜しに。
ラネッセは、諸国放浪を続けると言いながらも、暫くはレナーディアに留まる気配
を見せている。
リミナシアは、メルーの森南部、リミナシアに縁のある女戦士の家へ戻る。そこで
ヴァリーの菩提を弔うつもりなのだろうか?
だが、その前に、ライノスやアルワードと一緒にメルーの森北部、ナスターシャの
ダンジョンへ行かねばならない。
ナスターシャの用心棒、ディシャーヤの姉・ジャレイア。そして、ナスターシャの
盟友であるスフィンクス。辛い仕事だが、彼らに、ナスターシャの死を伝えなければ
ならないのだ。
その後、ライノスとアルワードはシェリー王国の女の生命を捧げなくてもケイジー
を消滅させられる方法を探しにいくつもりでいる。
学者・ライノスと錬金術師アルワード。研究熱心な二人のことだ、きっとこの先も
様々な発見をするのだろう。ともすれば、ケイジー完全消滅の手がかりが得られるの
かも知れない。ひとまず、最初の目的地はライノスの師匠マグニスの庵へ。
以上は全て、ここで俺が勝手に書いたものではなく、実際のプレイでプレイヤーの
方が自ら言い出した「それぞれの結末」である。
他のセッションに参加したことのあるキャラクターはどうしているだろう?
姉妹の二重人格、ローザ・デネブとリリィ・アルタイルは?
ちょっぴり酒乱なドワーフの姐御、ラーニャ・ガルツは?
熊に変身するユーキ・カシュナム、そのベアハッグは反則すぎるw
現人神と崇められる凄い幼体エルフ、炎の魔法を操るカメララは内気な性格を直す
ことが出来たのだろうか?
そして、同じように幼体エルフの現人神、呪符使いのケフロファーナ(ケファ)は
最後の切り札をこの先も使わないで居られるのだろうか?
あのエロ親父ドワーフ、弓を引けば44マグナムも真っ青、アッダン・ギャルドは
相変わらず女のケツを狙いまくっているのだろうか?
・・・レイチェル・ブランゼは、どうやらメルティナに捕まり、屋敷で不完全燃焼
の生活を送り続けているらしい。彼女が再び冒険の空へ飛び出す日は来るのか?
そして、NPCたち。
エレンやラーチルは元気だろうか?
ジブリーム=H(ホーク)=バーシウェルは果たしてどのように成長して行くのか?
アイグロス・マハは果たしてレナーディアにも冒険に来るのだろうか?
カンの槍のクリティカルで瀕死の重傷を負ったファーナ・エルツベルムは果たして
冒険者として復帰出来るのだろうか?
3兄弟長兄ジンはギスライの牢屋で何を思うか?
ギスライ守備隊長、レオン・ケスラーと妻のシーラ。
シーラの弟で鍛冶屋のノーマン。
シェスタ村からギスライ守備隊に参加したレオンの友人、グラハム・リッター。
ギスライの酒場を切り盛りするファイザーのおやっさんと娘のターニャ。
錬金術師ライリーと咒符使いナディア。
フーランの村の長、マウマル。
渡し街ドレンを守るミーナ・ベルザレスとエレノア・スマイト、弟子のトーマス。
ドレンの酒場を守るドワーフ製の黒いレンズの眼鏡をかけた禿げ頭のマスターと、
二人のメイド、ルカとスノウ。
鉱山町ルーマの長、ドワーフで伯爵のボルグ・ドグラン。
他にも書ききれないほど色んな人間模様があった。
それぞれの人生、それぞれの未来。
レナーディアの大地を巡る冒険譚は、ひとまずここで幕。
だけど、彼らが今後もあの大地に「生きて」いる限り。
「また会える、その日まで」
・・・皆様、乙彼様でした。
*)あ、レヴォラコント関連の記事は今後も更新するかもです。
あくまでも「一区切り」ってだけですよ☆
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SessionDigest#8(10/04/08)(前)┃Rv'Lct┃
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ネタバレとして、9月12日に行ったレヴォラコント最終回セッションのシナリオ
原案を掲載しちゃいます。あくまでも当日その場でGMが参考にしながらセッション
を進めていくための資料なので、文体は小説・箇条書き・散らばったノートなど大変
不安定で読み難いと思います、ご了承下さい。
いつものアドリブっぷりからは想像出来ないような吟遊詩人モード全開ですw
俺と一緒に遊んでいる方ならご存知と思いますが、通常なら俺が作るシナリオって
大抵A41〜3枚程度に収まります。おおまかなフローチャートと重要な台詞だけを
決めて、残りはアドリブと勢いで乗り切るタイプのGMです。何故なら、吟遊詩人的
なマスタリングを俺はあまり好かないからですね。しかし、今回は敢えてA410枚
前後にも及ぶシナリオ案を作りました。その理由は、プレイ開始前の注意に書かれて
いる特殊ルールをご覧になれば大体察しがつくと思います☆
・・・そして、往々にしてこのように詰め込まれたシナリオっていうのは、当初の
意図から外れた結末を迎えるものです。それについては、後述。というか、参加者の
一人であるカノレーアさんがいつかリプレイを書いてくださるようなので、完成次第
こちらからもお知らせ致します(内容転載してもよかったんだっけ)。
とにもかくにも、コイツがプレイ期間2年余りにも及ぶ長大なキャンペーンの最後
にGMが用意したシナリオ案です。
なお、ラスダンMAPは紙に書いたため、こちらでは未公開です、ご了承を。
でわ、お楽しみ下さい♪
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2009/9/12
シナリオ案
冒険者の数:5〜6
壬:ライノス
むらさき:ヴァリー
じゃめす:ラネッセ
しろわいん:アルワード
カノレーア:リミナシア
kengo:ヴォルフ
<シナリオ開始前>
色々と買い物とか成長とかさせよーぜ
1D6÷2×(以下の表)
生活費 : 1週間10000
くいしんぼう : +2000
のんだくれ : +2000
浪費癖 : +3000
アンギス : +3000(のんだくれ含む)
錬金術師 : 持っている初期エリクサーを全部換金処分する
→その後、ルールに基づき再び選択取得させる
<ライノスが持っているマジックアイテム>
「菱形の紅く輝く石が銀の台座に据えられている金のブローチ」
・受動防御+1/防護点+30/重さ・軽い/同ヘクス内の行動制限(移動不可)
<レイチェルが持っているマジックアイテム>
「翡翠で作られた本体に銀の花模様があしらわれ、先端に黄金の大きな花が咲く簪」
・簪=カンザシ
・筋力3倍増/重さ・軽い
・首以下の服が見えなくなり、裸に見える。
→防護点もゼロになる。服は異次元に飛ばされる。
・飾りを外すと元にもど・・・らず、足元に落ちてる(どのみち裸)。
・女性限定。男性がつけても只の飾りもの。
<ダンシェルについて>
ダンシェルはパイネーの血をひくアンギス。三姉妹の血を引くシェリー王国の姫君
を三人捕らえることでケイジーを復活させようとしている。
ローヴァル山脈にはマナの強い場があり、そこを儀式の場として準備を進めてる。
ギスライへの断続的な襲撃は、テリトリー防衛を兼ねている。
<シェリー王国の姫君>
1)ミューシャ姫
2)王妹ナスターシャ
3)王女ライシャ
→ミューシャの双子の姉。簡単な魔法を仕える程度の能力。ダンシェルに操られる。
今は共に千年竜王の復活を目論んでいる。
シナリオ本編
プレイ開始前の注意
・今回、GM、全部オープンダイスで行きます。
・今回はいつにもましてストーリーテリングが長いが、ナレーションも含め、GMの
発言には積極的にどんどん割り込んで欲しい。行動宣言、大歓迎。むしろ、GMは
こちらから行動判定を迫ることは少なくて、無言ならどんどん進めてしまうかも。
そして、そうなるといつのまにかPCが不利な立場に立っていることも大いに有り
得るので、ご注意をば。つーか何処かで俺を遮ってPCから行動を起こさないと、
バッッドエンドになりますので。
・GMの宣言は、宣言された直後なら「今の待った!」でキャンセル出来る。
初期説明
さて、どうやら物語はここ、ギスライの地で、大詰めを迎えたようだ。北から攻め
寄せるオークや異形の魔獣どもから成るダンシェル(今回の黒幕、蛇人間アンギスの
ダンジョンマスター)の大軍団に対して、レナーディア王国は各地から持てる限りの
戦力を投入し、東北陣地で必死の防戦を続けていた。とはいえ、総人口2万人以下の
国家、この地方に投入出来た兵力は正規非正規合わせて2〜3千に届くか否かという
程度。倒しても倒しても味方の屍を踏み越えて来る無数のオーク、そして何より人間
の手に余る強さの魔獣どもの前に犠牲は増加するばかり。
形勢は極めて危機的と言える。
それでもレナーディア王国が誇る決戦戦力である各騎士団、ギスライの防衛戦力、
各地から馳せ参じた援軍、冒険者や一般市民など有志からなる義勇兵たち、ギスライ
の防衛に当たっていた誰もが決して希望を捨てず、勇気を振り絞っていた。
みな、覚悟を決めていた。
ここ、ギスライが抜かれたら、レナーディア王国全土、ひいては近隣諸国も含め、
数え切れないほどの人々が目の前の無慈悲な敵に蹂躙されるのだ。逃げても死が待つ
というのなら、歯を食いしばってこの地に立ち続けることにこそ明日への希望を繋げ
られる。敵を食い止められるのは、この場所だけなのだから。
・・・さて、君たちは前回セッション終了時に、そんなギスライに竜王教本部壊滅
という素晴らしい仕事を成し遂げて戻ってきて、歓迎と共に褒美を頂いたわけだが、
それから、数日間。この町を巡る攻防は激化の一途をたどっているが、君たちは一体
何処で何をしていたのかね。
・一緒に戦っていたのなら、軍部の人たちにある程度顔が利くようになっている。
→義勇兵は遊軍扱いで、軍を邪魔さえしなければ自由に戦って貰っている。
・偵察していたのなら、ある程度地域知識がついている。
・戦闘そっちのけで装備の充実を図っていたのなら、特に補正なし。
・その他、行動内容の合理性や面白さに応じて様々なボーナスを与えるようにする。
模擬戦&オーク@ゴブリンについて
ここいらで敵について少し具体的に説明した方がいいと思うので、そうする。先程
「オーク」と言ったが、アイグリスの世界観では、人間に敵対する人型種族ってのは
全てオークとまとめて呼称されている。つまり、オークという枠組みの中に、無数の
人型種族が存在すると思って欲しい。
人間に取ってはコボルドもオーガーもトロールも全て等しく「オークども」と表現
される。たとえばひとつの場所にヒト、エルフ、ドワーフ、アンギスなど色んな種族
が密集しているときに「人間がゴミのようだ」と表現するのを想像して貰えば良い。
勿論、特定の1種族のことを指している場合は具体的な種族名を挙げる。
ダンシェルに付き従っているオークどもは、主にゴブリンやホブリンだ。
ドワーフの男性と同等の身長、痩せ細った身体、ギョロリとした目、尖ってる耳、
そして横に長く裂けた口。山岳地帯や丘陵地帯に掘られた穴倉を住居とした大変優秀
な鉱夫で、その動きは俊敏、そしてずる賢い。罠や飛び道具など簡単な材料で作れる
道具の扱いに長け、時々穴倉から出ては近隣を荒らし、略奪品を持ち帰る。それが、
ゴブリンである。
彼らは基本的に母ゴブリンを頂点とした数名から数十名の家族単位でまとまる。
だが、たまに母ゴブリンを倒してゴブリン王となる固体が存在する群れが出る。
そんな群れは、数百名から数千名にもふくれあがり、ゴブリンの王国を形成する。
ゴブリン王は精力絶倫で、子種をばらまきまくるからだ。中でも伝説的なゴブリン王
となると数万にも及ぶ大勢力を作りあげて、人間の国家を滅ぼすような存在となる。
敵軍の規模から察すると、ダンシェルはそうした伝説級のゴブリン王を従えていても
おかしくない。
ちなみに、ゴブリン王の性欲は、なにも同種族に限らない。
人間、とりわけヒトの女性に目が無い。
ゴブリン王の命令でさらわれたヒトの女たちは、漏れなくゴブリン王のハーレムに
入れられる。
そうしてヒトの女性を孕ませて生まれるのがゴブリンを一回り頑強にしたホブリン
である。若いホブリンは軍団の部隊長や王の護衛、年老いたホブリンなら王国の重鎮
になるなど、総じてゴブリン王国で普通のゴブリンより高い地位に就いている。
また、ゴブリンはエルフの女性を恐れることでも知られている。
彼らは決してエルフの女性を殺そうとせず、なるべく避けようとする。何故なら、
エルフの女性は彼らの目にはまるで神のような美しさに見えるからだ。
ただし、圧倒的な数の優位に立って、王の命令があった場合、生け捕りにしようと
する。これに成功すると王国に連れ帰り、縛り付けた上でご神体として崇める。
稀に、性欲がエルフ女性への畏怖に勝り、襲ってしまうゴブリンも存在する。
エルフ女性に子種を放出したゴブリンは、何故かその瞬間、即座に死んでしまう。
それがゴブリン王だった場合、求心力を失った王国はすぐに散り散りとなって、消滅
する。歴史上自らゴブリン王を誘惑して王国を滅ぼしたエルフが実在する。ただし、
ゴブリンの子種を宿したエルフも、何故か子が生まれた瞬間、確実に死んでしまう。
さて・・・さしあたって、ゴブリンについて必要な情報はこれくらいだ。
それでは、ルールの確認も兼ねて、そんなゴブリンやホブリンと戦って貰おうか。
ナスターシャ&腐竜バスラ&ゼノン登場
模擬戦後。こんな風に、戦いに明け暮れる日々。
そんな、ある日。
それは、戦闘が小康状態に入る、日の出前。
東北陣地の東側にそびえる巨大な岩山、巨峰パナックの頂上から、朝陽が少しずつ
昇っていく。更なる戦闘の1日を前に、兵士達は、ある者は気持ちを引き締め、ある
者は冷静に時を待ち、ある者は絶望に打ちひしがれてガタガタと震え、そしてまた、
ある者は、既に全ての感覚が麻痺したのか、まるで呆けたかのようにぽかーんと虚空
を見つめていた、その時。
ズシン。
と、大地が震えた。
張り詰めた空気が陣地に満ちる。
更なる敵が来るのか。
まだ見ぬ魔獣が、遂に決戦の舞台に解き放たれたのか。
しかし、兵士達が北方を見つめると、矢が届くか届かないかの距離に陣取っていた
オークたちも戸惑っている様子で右往左往していた。
―――今、突撃すれば、敵の列を打ち破れるかもしれない。
こう考える兵士も居た。
ズシン。
もう1度、大地が、そして空気までもが震えた。
ズシン。
もう1度。
ズシン。
更に、もう1度。
―――北からではない!
振動は、南から来ていた。
ズズーン。
刻々と大きくなってゆく、振動と音。
陣地の兵士達は、戦慄した。
だが、彼ら以上に、ギスライで待つ人々は、恐怖におののいていた。
彼らの感じた振動は、東北陣地より更に大きい。
ズズーン。
南から、何かが、来る!
敵は山脈を迂回して来たのか?
人間側は、既に北からの敵を防ぐだけで精一杯である。
何にせよ、南から敵が来たらおしまいだ。
ズズーーーン。
ギスライの街は、パニックに陥った。
家の門を固く閉ざし、ただただおびえ、震える者。
我先に街から逃げ出す者。
好奇心に駆られ、城壁に上って南方を見渡そうとする者。
そんな者が目にした光景は、南方から迫り来る、一面の黒とグレー。
ZZZUUUUUUUUUUUUUUUUN。
振動が伝わるにつれ、それはどんどん近付いてきた。
そして、遠目では黒とグレーだけだったのが、近寄るにつれ、どろっどろに濁った
ダークグリーン、くすんだ焦げ茶色、そして、毒々しいショッキングイエローなどの
色も混ざり始めた。
目を凝らすと、様々な異形の者が蠢いているのが見える。
魔獣やアンデッドの大群が歩いてくる。
その後方から、大きな肉色の山が迫ってきた。
そいつは、頭を持ち上げた。
山ではない。
地竜だ。否、腐った竜、腐竜と呼ぶべきか。
―――そう。
南方にテリトリーを形成していた、腐竜バスラだ。
テリトリー内で力を蓄えていたバスラが、テリトリーを遠く離れたばかりか、自ら
テリトリーを拡大して来たのだ。しかし、バスラは不完全な形で復活したため、本来
テリトリーから動けなかったのでは無かったか。少なくとも、それが、君たちが軍部
に伝えた情報だ。
バスラが近寄るにつれ、ギスライの人々の恐怖は増した。
東北陣地は、混乱に包まれた。
―――今、突撃されれば、我々は全滅するかも知れない。
そう考える兵士も居た。
しかし、北の敵は動かなかった。
彼らも、直接見ることは出来なかったが、何らかの異変が生じていることを感じ、
迫り来る圧倒的な存在感におののいていた。
バスラと、拡大し続けるテリトリー。
その先導をするかのように、一人の男が歩いていた。
みすぼらしい格好をした男である。
大きなモーニングスター・スピアを杖代わりに、悠然と歩いてくる。
PC達には見覚えがあるはずだ。
「不死身のゼノン」と名乗る男だ。
男は城門/陣地(PCの場所。陣地の場合、ギスライの横を通り過ぎる)まで歩み
寄ると交渉の印に右手を高く掲げ、声を張り上げて言った。
「西の方メルーの森にて亡者を従えるネクロマンサーにしてダンジョンマスター、
滅びたるシェリー王国、その王の妹君であらせられるナスターシャ・マ・シェリー、
不死たるその眷属および南方に居を構える死と腐敗の王、腐竜バスラを従え、東北に
聳え立つローヴァル山脈より平和を脅かす邪悪なるダンジョンマスター、ダンシェル
に決戦を挑むために来れり。ダンシェルは古の邪竜ケイジーを千年竜王と称し、その
復活により大空と大地を統べる覇者たらんと目論むものなり。我ら、その目的を阻止
せんとする。この先、人間の関わることの出来る戦いにあらず。願わくは道を空け、
我らの通行を許可して頂きたく存じる。許可無き場合は、力を以って押し通るまで。
しかし、我らがダンシェルとの戦いに敗れしとき、そちらの明日も無きものと知れ。
以上が、ナスターシャ・マ・シェリー本人より仰せつかった言葉である。ギスライの
勇士達よ、返答は、如何に!」
判定14以上→だが断る+PCが何もしなかった場合
・バッドエンドフラグ、レベル1
人間の選択は、哀しい物だった。彼らは到底異形の者達とは相容れない。北の脅威
に加え、ナスターシャとも戦う姿勢を見せたのだ。
ゼノンはため息をついた。
そして「すまない・・・な」と言うと、角笛を取り出した。
吹くと、低い音色が辺りに響き渡った。
それを受けて、ナスターシャの軍団が速度をあげた。
見ると、バスラの背に大きな椅子が設置され、そこにナスターシャがあらわな美脚
を組んだゆったりとした姿勢でふんぞり返っていた。まるで、高みから下界の愚か者
どもを見下ろすかのような、傲然とした表情である。
軍団が、陣地に迫る。
ナスターシャが、手にした扇を一振りした。
殺戮が、始まった。
ナスターシャの軍団は疲労困憊のレナーディア軍に津波のような勢いで襲い掛かり
瞬く間にこれを殲滅する。そして、その勢いのまま、ダンシェルの軍団とぶつかる。
そこに展開されたのは、人の想像を絶する戦いだった。
入り乱れるオークとアンデッド、ぶつかりあう魔獣と魔獣、全てを蹂躙するバスラ
の巨体。その混沌とした光景は、美しさすら感じられるほど現実離れしていた。
判定13以下→通す
人間達には、北の脅威に加え、ナスターシャとも戦うなど出来なかった。
彼らは速やかに陣払いをし、みるみる巨峰パナックの麓の狭い陸地が空けられた。
ゼノンはそれを見てゆっくり頷き、角笛を取り出した。
吹くと、高い音色が辺りに響き渡った。
それを受けて、ナスターシャの軍団が速度をあげた。
見ると、バスラの背に大きな椅子が設置され、そこにナスターシャがあらわな美脚
を組んだゆったりとした姿勢でふんぞり返っていた。彼女はPCたちを一瞥すると、
微笑みを浮かべ、目で挨拶した。しかしそれは、どこか心細そうな表情にも思えた。
死と腐敗の軍団が、陣地だった場所を抜け、ダンシェルの軍団に迫る。
ナスターシャが、手にした扇を一振りした。
人外同士の宴、その幕が切って落とされた。
そこに展開されたのは、人の想像を絶する戦いだった。
入り乱れるオークとアンデッド、ぶつかりあう魔獣と魔獣、全てを蹂躙するバスラ
の巨体。その混沌とした光景は、美しさすら感じられるほど現実離れしていた。
PTの選択
ここいらで、ゼノンがPTの近くに移動してくる。
彼はPTの姿を認めると、手を振ってくる。 →「久しぶりだな!」
ゼノンから聞きだせる情報
・ナスターシャはダンジョンマスターとしての力の根源、ダンジョンを創造する無限
の魔力を媒介してバスラに与えることで、バスラにテリトリー外で行動するための
エネルギーを与え、それと引き換えにバスラを従えるという契約 を結んだ。
・ナスターシャの目的は、王女ライシャ・マ・シェリーの救出だ。
・バスラの目的は、ケイジーを滅ぼすことだ。
・両者の目的を達成するには、ダンシェルを倒す必要がある。
・ライシャ・マ・シェリーとは、ゴシプリたんことミューシャ・マ・シェリーの双子
の姉である。ヴォルフが王宮騎士となる以前の話、王宮を追放されたナスターシャ
が王国に対する嫌がらせとして誘拐し、育てていた。
・ライシャには精神魔法の素質があった。それを伸ばすためナスターシャはライシャ
に師匠をつけた。それが当時ナスターシャと友好関係にあった、ダンシェル。後に
ダンシェルはライシャを自分のものとして、行方をくらました。
・ダンシェルの目的はケイジーの復活。それにはシェリー王族の女性が3人必要。
・ナスターシャはダンジョンマスターとネクロマンサーの素質を持つため忌み嫌われ
兄である国王・イライジャによって殺されそうになり、これを哀れんだ家臣により
王国から逃されている。
・その恨みから、王国に対して何度かこのような悪質ないたずらを行っていた。実際
はライシャの誘拐以外、たとえば王宮の中の池に棲む蛙を凍らせたりする程度の、
大変ささやかないたずらばかりだったが、彼女のいたずらによって王国の力が衰退
して、後にモンスターの大襲撃で滅亡する遠因になったのだとナスターシャ自身は
思っているため、責任を感じている。その責任感と罪の意識のために、ライシャや
ミューシャを探していたという面もある。
一通り会話すると、ゼノンはこれよりナスターシャを追って経過を見届けると言い
立ち去ろうとする。去り際に「そちらはどうするつもりだい?」と尋ねる。
ここで考えられる展開
1→待つ+人間達が道をあけていない
バッドエンドフラグ、レベル2
ラスボスの強さ:A
2→待つ+人間達が道をあけている
ラスボスの強さ:B
(1と2で共通)
ギスライで待つこと丸1日。ゼノンが息を切らして戻ってきた。
「最悪の事態だ。ナスターシャが、さらわれた」
ゼノンから聞きだせる情報
・最初こそ、ナスターシャの軍団が押していた。彼女達はダンシェルのダンジョン、
その大きなゲートの目前にまで迫っていた。だが、そこでダンシェルが新手を投入
し戦力が拮抗した。敵はあろうことか上級魔獣まで、それも大量に手懐けていた。
カザグラス・カグロスだ。その攻撃によりナスターシャがバスラの背中から落下。
そこで待ち構えていた敵の魔獣にさらわれたのだ。魔力の源を失ったバスラはその
場所から移動出来なくなり、消極的な防戦を余儀なくされている。ナスターシャを
救出したいが、俺一人ではおぼつかない。力を貸してくれないか。
ラスダンまでの道中は敵が居ない。ギスライに駐屯しているレナーディア軍に後を
追わせてもいい。軍隊と足並みを揃えてから行くなら、準備にまるまる1日かかって
しまい、バッドエンドフラグ、レベル3。
バッドエンドフラグ、レベル3エンド
軍隊が死と腐敗に包まれたティーグの森まで差し掛かった時点で、大地が震える。
遥か遠く、ローヴァル山脈から巨大な金色の光柱が天空まで立ち上り、山の一端が
崩れ落ちる。そこからまばゆいばかりの黄金の光に包まれた3つ首竜が出現。しかし
真ん中の一本の首は力なく、垂れ下がっていた。
竜は大きな翼を打ち震わせると一瞬で空に駆け上がり、直後、物凄い勢いで地面に
向かって急降下した。その先には、腐乱した肉の塊にも思える巨大な何かが見える。
両者は交錯した。
否、黄金の竜が肉の塊に向かって一方的に激突したのかも知れない。
暫くして、大きな断末魔の声がPCの耳にも届いた。
暫くして、再び黄金の光が空を翔る。
腐竜バスラの最期である。
3つ首竜の力は、人間には到底太刀打ち出来るものではない。
ゼノンは叫んだ。
「逃げろ!逃げるのだ!命ある限り!」
我先に退却を始めるレナーディア軍。しかしゼノンは動かず、PCを呼び寄せる。
「非情なようだが、あれは囮。俺達は近くに身を潜めよう。何故かって?君たちが
必要だからだ。今、希望があるとするのなら、暗黒竜ジィを復活させることだ。それ
にはシェリー王家の女が必要なのだ。かつても三姉妹の従妹を霊峰マニマニへ連れて
行き、雷竜ディルツと氷竜ジィの融合に触媒となって貰ったのだ。暗黒竜ジィは霊峰
マニマニの地下に眠ってる。ミューシャを見つけ、連れていかねばならん。ケイジー
がミューシャを見つける前に、な。しかし、俺がジィの封印を解く方法を見つけた頃
には、恐らくこのレナーディアは滅ぼされているだろうな。いや、レナーディアだけ
ではない。人類そのものが、手遅れになるかも知れない、か。そうならないためにも
協力して頂きたいのだ」
ここで、空が一層明るく輝く。
ケイジーがPC達の上空を飛び去り、レナーディア軍のしんがりに喰らい付いた。
殺戮。
だが、これはやがて訪れる人類滅亡の危機の、その序曲に過ぎなかった。
果たしてPC達は暗黒竜ジィを復活させ、ケイジーを食い止められるのか?
それはまた、いつかどこかの冒険で。
アイグリスの大地で、再び会うその日まで。
ごきげんよう。
3→後を追う+人間達が道をあけていない
ラスボスの強さ:B
準備を済ませて、後を追っていくと、まさに死屍累々、オークや魔獣どもの死体が
無数に散乱する地獄絵図がそこにあった。しかし、最初こそ押しに押しまくっていた
ナスターシャの軍団だが、ティーグの森に差し掛かったところで進撃が止まる。
4→後を追う+人間達が道をあけている
ラスボスの強さ:C
準備を済ませて、後を追っていくと、まさに死屍累々、オークや魔獣どもの死体が
無数に散乱する地獄絵図がそこにあった。ナスターシャと亡者の軍団はバスラの力に
よって快進撃を続け、ティーグの森を死と腐敗の森に変え、ローヴァル山脈の山裾に
までダンシェルの軍団を押し返していた。だが、ダンシェルのダンジョン、その巨大
なゲートの目前にまで迫ったところで、進撃が止まる。
(3と4で共通)
ダンシェル軍団から新手が出現し、戦力が拮抗したのだ。
そこには、見たことのない魔獣の姿があった。
絶えず蠢く、丸太のように太い10本の触手。触手の先には大きな目玉がひとつ、
目玉の中心から先の尖った細長い突起のようなものが突き出している。触手は互いに
絡み合い、のたうちながら動き回っている。
それが数十体も現れ、ナスターシャの軍団に襲い掛かっていた。
触手の横殴り攻撃や突起の突き刺し攻撃に加えて、それぞれの目から弾幕のように
光線が発射されたりもした。
ここで、モンスターデータから上級魔獣カザグラス・カグロスの説明を。
(PCが近付いたなら)
「なぎはらえ!」
ナスターシャの声が、凛とした響きを帯びて聞こえてくる。
腐竜バスラの口から毒の息が吐き出さる。
数体の魔獣がそれに飲まれて動かなくなる。
ゼノンがため息をつく。
「おいたわしや。在りし日の火竜バスラなら、一撃で全滅させたものを」
そのとき、後から来たカザグラス・カグロスから黄色い光線が発射される。
ナスターシャに直撃する。ナスターシャはびくびくっと全身を打ち震わせて、押し
殺した悲鳴のような、か細い声を上げて崩れ落ちる。
そのまま、バスラの背中から、落下。
バスラの動きが止まる。
瞬間、ダンシェルの軍団がわぁっと押し寄せ、バスラを取り囲む。
PCに視覚判定。成功すれば、ナスターシャが1体のカザグラス・カグロスに捕え
られ運搬されてゆくのが見える。
その1体を守るように残りのカザグラス・カグロスが前に出て、バスラに赤や青の
光線を浴びせまくる。
ここでバスラが息を吹き返し、再び毒の息を吐く。
これによりカザグラス・カグロスは全滅する。だが、ナスターシャを捕えた一体は
悠然と退却していく。また、ダンシェルの軍団も全軍退却を開始。
バスラはゆっくりとダンシェルの軍団を追おうとする。
この瞬間、大地が揺れる。そして、バスラの目の前で、地面がゆっくりと割れる。
ダンシェルの切り札だ。
割れた地面から、数十体のバジリスクが這い上がってきた。
「最悪の事態だな・・・」と、ゼノンが吐き捨てる。
バジリスク達が、目を、開く!
バスラは石にならない。全開に解き放たれた死と腐敗のエネルギーがバジリスクの
視線と拮抗、禍々しく毒々しい世界と灰色の世界が激しく揺れ動きながら鬩ぎ合う。
「バジリスクどもは、俺がなんとかする。君たちは、ナスターシャを追ってくれ!
大丈夫、俺は不死身だ。石にならないんだ。多少時間はかかるが、奴らを始末したら
俺もあんたたちの後を追う」
ここでゼノン離脱。ラスダンまで、抵抗は無い。
ラスダン
展開1−2の場合、ゲートに数十体のゴブリン衛兵がうろついている。
展開3−4の場合、ゲートには誰も居ない。
どちらの場合でも、ゲートの1.5km東方、高さ50メートルの地点にぽっかり
空いた穴がある。登攀する場合は、登攀判定に成功さえすれば高さ20メートル地点
まで登れる。あとは切り立っていて、成功度10は出さないと登れない。
ロープの出番。
ダンジョンの内部は各ルート共通とする。
ボス部屋(吹き抜け構造)
巨大な竜王像、その前に祭壇。
祭壇からそれぞれ3つの階段が竜王の3つの口に続いている。祭壇の上には、一人
のアンギスが。その左側には大型のゴブリンが。どう見ても、ゴブリンという種族の
最高峰、ゴブリン王だ。
また、アンギスの右側には、一人の女性が。
祭壇の前には、ホブリンが2体。
その横に、上級魔獣カザグラス・カグロスが一体。触手をナスターシャにまとわり
つかせて、自由を奪っている。
ナスターシャとアンギスは、睨みあっている。
「昔は失敗したが、今度は我がダンジョンの中だ。おまえに、勝ち目は無い・・・
さぁ、我が支配を受け入れろ。ナスターシャ・・・ッ!」
「そなたを一瞬でも信用したわらわが愚かじゃった・・・ダンシェル・・・ッ!」
火花が、散る。
バッドエンドフラグ、レベル2が立っている場合。
ナスターシャが、がくっと崩れ落ちる。
ダンシェルが、高笑いをあげる。
「ふふ・・・ふはははは!他愛も無い!さぁナスターシャよ、我とともに!」
ナスターシャの顔に、笑みが浮かぶ。
「はい・・・ダンシェル・・・さま」
戒めを解かれ、ナスターシャが祭壇まで登る。
そして、ダンシェルの右隣の女性と見つめ合う。
その女性、どう見てもゴシプリたん、即ちミューシャ王女だ。
だが、挑発的な笑みを浮かべている。
「さぁ、ナスターシャ、そしてライシャ!復活のときだ!」
ダンシェルの全身が黄金に輝き、光となって消える。
その光は竜王像に吸い込まれる。
ナスターシャとライシャが階段をのぼり、竜王の口に入る。
瞬間、口は閉まり、ばきばきと骨が砕かれる音と共に、大量の血が流れ落ちる。
すると竜王像全体が黄金に輝き・・・動き出す。
黄金輝く三つ首竜、ケイジー復活。だが、真ん中の首は力なくうなだれている。
ケイジーは甲高い叫び声を上げると、PCを残して空高く飛び立った。
PCは残った敵と戦闘。
途中、低くくぐもった断末魔の声が外から聞こえてくる。
戦闘に勝てたら、そこにゼノンが登場して外の惨状を伝える。
バスラはケイジーに倒され、ケイジーはそのままギスライに向かったこと。
これでレナーディアが滅ぶこと。
今となっては、暗黒竜ジィを復活させるしか希望は無いということ。
それにはミューシャが必要であること。
あとは、バッドエンドフラグ、レベル3エンドに準拠。
バッドエンドフラグ、レベル1・・・あるいは、フラグ無しの場合。
「愚か者めが!」
ナスターシャが吼えた。
精神力を大きく消耗しながらも、ナスターシャはどうにか、紙一重でダンシェルの
支配を跳ね返したのだ。だが、そのまま力なくうなだれる。
「ぬぅ、小癪な・・・ッ!」
そのとき、傍らの女性がダンシェルに向き直る。
「時間がありません、ダンシェルさま。ここは私一人でも」
どう見てもゴシプリたん、即ちミューシャ王女だ。
だが、挑発的な笑みを浮かべている。
「あのいまいましい腐竜が、バジリスクの罠を抜けるというのか。うぬっ!仕方が
ない、さぁライシャ、竜王の顎(アギト)へ。お前達、この場は任せるぞ!」
ゴブリン王がうやうやしく一礼すると、PC達に向かっていく。
ここでカザグラス・カグロスも動き出す。
動けないナスターシャの背中に、突起を突き刺す。
そして、残りの触手はPCを向いている。
戦闘中、ダンシェルは全身が黄金に輝き、光となって消える。
光は竜王像に吸い込まれる。
ライシャも階段をのぼり、竜王の口に入る。
瞬間、口は閉まり、ばきばきと骨が砕かれる音と共に、大量の血が流れ落ちる。
すると竜王像全体が黄金に輝き・・・動き出す。
黄金輝く三つ首竜、ケイジー復活。
だが、元気に動き回っているのは真ん中の首のみ。復活が不完全なのだ。
それでも、ケイジーは甲高い叫び声を上げると、PCを残して空高く飛び立つ。
PCは戦闘。途中、外から凄まじい破壊の音が聞こえてくる。
果たしてPCは生き残れるのだろうか?
終幕(いずれもPCの勝利が前提)
・ナスターシャが死んだ場合
外へ出てみると、丁度ケイジーがバスラを倒したところ。
そこへゼノンがやってくる。
あとは、バッドエンドフラグ、レベル3エンドに準拠。
・ナスターシャが生き延びた場合
ここでナスターシャが息を吹き返す。
ゼノンがやっと追いついてくる。で、バスラが負けそうだということを伝える。
「わらわをバスラのもとへ連れてゆけ・・・なるべく早くにだ!」
外へ出てみると、ケイジーの猛攻にバスラは防戦一方。
浴びせかけられる黄金の電撃に対し、死と腐敗のエネルギーを放出してギリギリで
食い止めている。バスラは明らかに押されていて、そのエネルギーもどんどん範囲を
狭めている様子。
ナスターシャをバスラのもとへ連れて行く。
ナスターシャをバスラの背中に乗せないといけない。で、背中の上の椅子に座ると
途端にバスラが力を増す。
黄金の電撃を押し返した死と腐敗のエネルギーや毒のブレスがケイジーを覆うと、
ケイジーは墜落。そこへ毒のブレスが容赦なく浴びせかけられ、ケイジーは遂に動か
なくなる。
「やはり、一本だけでは不完全だったのだ。脅威は去った。だが、ナスターシャは
大丈夫だろうか・・・あの様子では・・・」
PCが駆け寄るのと、ナスターシャが椅子からずり落ちるのとが同時。
誰か、キャッチするのだ!反応で(GMの1D)成功すればOK!
失敗すると、フラグ無しでもバッドエンドフラグ、レベル1エンドに準拠させる。
・・・どちらにせよ、ナスターシャは目をつぶった状態でいる。
やがて、ナスターシャがゆっくりと目を開く。
そして、PCを向いて、にこりと笑う。
息も絶え絶えに、↓のような内容を語る。
「これまでのようじゃ・・・魔力だけでなく、命まで燃やし尽くしてしまったわ」
「わらわは、これまで多くに迷惑を掛けて生きてきた。だが、もうその必要はなく
なるということじゃ」
「西の、メルーの森の、わらわのダンジョン。スフィンクスや、アンギスの姉弟。
姉の方は大丈夫じゃろうが、弟の方は、わらわが死ねば、その存在を支える魔力の源
が切れて、やがて消滅してしまう。その前に、彼らに言伝を頼む。ありがとう、と」
「思えば、最後の数年間、そなたたちのような者達とめぐり合えて、今までの長い
人生で一番楽しかったわ・・・ありがとう」
「ふふ・・・柄にも無い・・・しゃべりすぎたわ・・・もう、休ませておくれ」
そう言うと、目を見開いたまま、一切の動きを止めた。
バッドエンドフラグ、レベル1エンド
ナスターシャが、息を引き取った。
後は、PCにその後どうするかを聞いてエンディングに入る。
ゼノンは、また放浪の旅に出る。
「俺は不死身のゼノン。悠久の時を生き、魂をうつしよに縛られる者。各地を放浪
して、多くを見届ける、ただそれのみよ」
バスラは、ケイジーを捕食にかかる。
魔力を吸収し、もとの、南のテリトリーへ戻る。
あとは、それぞれのエンディングへGO。
ハッピーエンド
しかし、よく見ると、ナスターシャのおっきな胸が、ゆっくりと上下している。
「まだ呼吸がある、な。まだ、生きている。早くギスライへ運び、治療を受けさせ
よう。ははっ、自分が死ぬと勘違いするほど頑張ったんだな。君たちも・・・本当に
良くここまで戦った。本当に・・・」
後ろでは、バスラは、ケイジーを捕食にかかっている。
魔力を吸収しているとのこと。
街では、PC達がケイジーの死を伝えると、歓迎ムード一色。
そして、数日後、ナスターシャが起き上がる。
「ここが・・・あの世か・・・?」
ぽかーんとしている。
歓迎を受けて、ナスターシャが涙を流す。
「わらわは、恐れられるダンジョンマスター。忌み嫌われるネクロマンサー。それ
なのにかような歓迎を受ける日が来ようとは・・・わらわは一体どうすれば良い」
笑えばいいと思うよ。
・・・更に数日後、別れの日。
ゼノンは、また放浪の旅に出る。
「俺は不死身のゼノン。悠久の時を生き、魂をうつしよに縛られる者。各地を放浪
して、多くを見届ける、ただそれのみよ」
ナスターシャは、バスラとの契約を解除してメルーの森へ戻り、静かな生活を送る
つもりでいる。そんな彼女に、そしてPC達にも、バスラは永遠の友情を誓って南の
テリトリーへ戻って行った。どちらも相変わらずレナーディアに取っては脅威である
ことに違いない。しかし、さしあたっては、PC達の活躍によって最大の危機が回避
されたことに間違いは無い。少なくとも、暫くはこの地に平和が訪れたのだ。
あとは、それぞれのエンディングへGO。
モンスターデータセクション
平均的なゴブリン
体力: 8 瞬発: 8 身体: 8 瞬発移動力:4.2
敏捷:11 感覚:11 反応:11 継続移動力:2.625
知力:11 精神:10 頭脳:11 基本致傷力
HP:70 MP:10 FP: 8 振り:1D−2 突き:1D−3
よけ: 5 耐斬り: 0 受動防御:0
うけ: 7 耐刺し: 0 大きさ:1
とめ: 7 耐叩き: 0 重さ:50kg
その他(特性、攻撃手段、装備など)
防護点は装備している防具によりけり
粗悪な湾刀
HP100、切り/1D、刺し/1D−3、レベル11
平均的なホブリン/底辺のゴブリン王
体力:12 瞬発:12 身体:12 瞬発移動力:4.6
敏捷:11 感覚:11 反応:11 継続移動力:2.75
知力:11 精神:12 頭脳:12 基本致傷力
HP: 170 MP:12 FP:12 振り:1D+2 突き:1D−1
よけ: 6 耐斬り: 0 受動防御:0
うけ: 7 耐刺し: 0 大きさ:1
とめ: − 耐叩き: 0 重さ:70kg
その他(特性、攻撃手段、装備など)
防護点は装備している防具によりけり
戦闘即応
湾刀
HP200、斬り/1D+4、刺し/1D−1、レベル11
伝説級のゴブリン王
体力:13 瞬発:13 身体:13 瞬発移動力:4.6
敏捷:15 感覚:15 反応:15 継続移動力:2.75
知力:15 精神:15 頭脳:15 基本致傷力
HP: 180 MP:12 FP:12 振り:2D−1 突き:1D
よけ: 7 耐斬り: 0 受動防御:1
うけ:12 耐刺し: 0 大きさ:1
とめ: − 耐叩き: 0 重さ:70kg
その他(特性、攻撃手段、装備など)
ハードレザー製中心の防具で防御力は大雑把に各35、受動防御1とする。
戦闘即応
湾刀
HP200、斬り/2D+1、刺し/1D、レベル11
バジリスク
体力:15 瞬発:15 身体:15 瞬発移動力:5.4
敏捷:12 感覚:12 反応:12 継続移動力:3.375
知力: 3 精神:16 頭脳:10 基本致傷力
HP: 150 MP: − FP: − 振り:2D+1 突き:1D+1
よけ: 6 耐斬り:10 受動防御:1
うけ: − 耐刺し:10 大きさ:横1HEX、縦3HEX
とめ: − 耐叩き:10 重さ:150kg
その他(特性、攻撃手段、装備など)
石化視線、レベル16 噛み付き、切り/1D+1、レベル12
組み付き:反応即決
倒し:瞬発即決
押さえ込み:瞬発即決、体重+5ごとに+1修正
→振りほどき:瞬発即決 両手組み付き:ペナ−5 両手押さえ込み:ペナ−10
恐ろしい顔とトサカを持つ、体長3メートル、体重150kgのオオトカゲ。
睨み付けることで相手を石化する能力を持つ。バジリスクはあらゆる呪文に完全な
耐性を持つ。「睨み」を行うには、得物を見ることが出来る状態でないといけない。
そして、1ターン集中(視線が合っていた場合は集中不要)し呪文を発動するように
技能判定を行う(技能16)。得物までの距離1mごとに−1判定。判定成功すると
キャラクターは瞬時に石化する。視線は大型盾で「止め」られるが、そうすると盾が
石化して使えなくなってしまう。
魔獣マサヴァル・エスレン(Masaval Eslen)
(エルフ語で「鞭の腕(Whip Arm)」)
体力:11 瞬発:11 身体:11 瞬発移動力:12(計算値+5)
敏捷:14 感覚:14 反応:14 継続移動力:8.75(計算値+2)
知力: 7 精神:11 頭脳: 9 基本致傷力
HP: 140 MP:14 FP:14 振り:1D+1 突き:1D−1
よけ: 8 耐斬り:30 受動防御:1
うけ: − 耐刺し:30 大きさ:1
とめ: − 耐叩き:30 重さ:80kg
その他(特性、攻撃手段、装備など)
戦闘即応/1ターンで2回攻撃
鞭の腕、叩き/1D、レベル14、鞭のルールに準じる、距離1〜3
鞭の腕をしならせる、叩き/1D+2、レベル10、鞭のルールに準じる
霊長類に似たような外見だが首がない。両腕が2メートル以上の長さで、関節や手
にあたる器官が存在せず、鞭のようにしならせて獲物を打ち据え、殺した後で腹部に
開く大きな口(牙の類は無い)で捕食する。口の上下左右4箇所に目が1つずつあり
視力が良いが、視界が狭い。戦闘の際、側面を背後として扱う。知能が高く、鞭の腕
で武器を奪ったり、味方と連携して敵を挟み込んだりする戦法を取る場合がある。
上級魔獣カザグラス・カグロス(Kadhagras Kaglos)
(エルフ語で「のたうち蠢く者(Writhing Wriggler)」)
*)下記は強さレベルAの場合のデータです。正直、無理だろうなぁ。まぁでもAが
出たってことは、PCは全滅してもおかしくないほどのことをしているわけで、
勿論全滅させるつもりでやりますかw
体力: 138 瞬発:22 身体:80 瞬発移動力:8
敏捷:14 感覚:14 反応:14 継続移動力:6
知力:10 精神:16 頭脳:13 基本致傷力
HP:2000 MP:16 FP:138 振り:4D 突き:2D
よけ: 7 耐斬り:30 受動防御:1
うけ: − 耐刺し:30 大きさ:4
とめ: − 耐叩き:30 重さ:1000kg
その他(特性、攻撃手段、装備など)
再生:1ターンで「1D−4」×100
1ターンで10回攻撃
1)赤い破壊光線:受けたり止めたりしても爆発する。4Dの爆発増強(射程30m)
2)蒼い破壊光線:貫通電撃。よけ、しか使えない。2Dの防護点無視(射程20m)
3)黄色の破壊光線:よけ、しか使えない。
→命中するとエクスタシーの呪文(ガープス・グリモワ)の効果が即座に出るw
4−5)触手撃:叩き4D、14レベル
6)ブッ刺し撃:刺し2D、14レベル
→吸血派生:防護点無視1D−3
→組み付き:反応即決
→倒し:瞬発即決
→押さえ込み:瞬発即決、体重+5ごとに+1修正
最後は魔力暴走で自爆、爆心地は7D。
絶えず蠢く、丸太のように太い10本の触手。触手の先には大きな目玉がひとつ、
目玉の中心から先の尖った細長い突起のようなものが突き出している。触手は互いに
絡み合い、のたうちながら動き回り、進路上の生き物を殺傷、捕食しにかかる。知能
は非常に高く、目から発射される破壊光線や触手の横殴り攻撃、あるいは突起を突き
刺したりして相手を無力化してから、突起の先にある吸引器官を刺して相手の体液を
吸い取る。尻尾は球体の中心部で互いに結ばれているが、触手の密度が濃いため肉眼
で確認することは至難。
10本が入れ替わり立ち代りなので、固定の相手は狙いにくい。
触手1本はHP200。1撃で200ダメージを超えたら、1本を切り取ることに
成功するとしても良い。
切り取られた触手は中に潜りこみ、治癒を待とうとする。治癒力は1ターン50。
強さBの場合
・HP−500
・破壊光線の攻撃力−1D
・自爆の威力−2D
→PCの状態が完全なら、なんとか倒せるレベルかな?
強さCの場合
・HP−500
・破壊光線と触手撃の攻撃力−1D
・自爆の威力−2D
・再生しない
・攻撃回数−3
→なにこの倒してくれといわんばかりの弱体化w もうちょっと強くしようかな。
どの形態でも、HPが0になると気絶判定、HPが−200ごとに死亡判定+1回。
HPが−1000で確定死亡となる。
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以上が、シナリオ案です。
・・・富士見書房「実践!RPGゲームマスター道」から色々パクッてると気付く
方は居ましたでしょうか(ぉぃぉぃ
黒蛇と黄金竜の立場が変わってるだけで敵の構図がほぼ一緒だしwww
でも、そこに今までのキャンペーンで積み重ねたオリジナル要素が加わって、全く
違うテイストが出てきたというのも確かです。シェリー王国の設定ひとつでも別種の
深みが世界観に現れてましたよね。
それにしても。
市販のシナリオと比べ物にならないほど整合性がなくて、ところどころアドリブで
繋ぎ合わせないと上手くいかないのが確定って感じになってますよねw
でも、そもそも最初とおおまかな最後をいくつか決めて、途中いくつか重要シーン
を設定する以外はその場のノリで繋げちゃうので、ガチガチに決まったシナリオって
窮屈に感じます。物語はGMが示したいくつかのルートをPCが選択するのでなく、
GMとPCが一緒になって自由に創るのが楽しいと思うタイプなので。
それにしても突貫っぷりが酷いですけどねw
整理がついてなくて前後飛びまくってるしw
アイデアは結構以前から出来上がってたけど、それを全部繋げ合わせたのは2日前
からの作業だったんだぃょぅ(ぁぁぁ
・・・まぁ、それはそれとして、こんなんで無事最後まで行けて良かった。
続きまして、ちょっとした追加感想みたいなものを。
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結局。
ヴァリーが死んでしまった。
ナスターシャが死んでしまった。
どちらも、実はいつか未来に、俺の中のレヴォラコント(=ファンタジー)を再び
繋げていく際に再び登場させようかなと思っていたキャラクターだ。
・・・だけど、そういう彼らの死だからこそ、レヴォラコントという世界が真実味
を増したと、今ではそう思えるようになってきた。全てが予定調和なら、あまりにも
フェイクすぎる。実際、PCの選択は全てバッドエンドから離れるものだった。でも
現実では、全て正しいと思える選択、正しいと思える努力をしたとしても、なんでも
上手く行くのだとは言い切れないところがある。それを、ダイスの神様はあの土壇場
での死亡判定失敗を通じて教えてくれたのかも知れない。
そう。GMとしては、全て正しい選択をしたPCに対し、予定調和のエンディング
を与えたくなっていた。だから、ナスターシャが予定外の危機に陥ったとき、強引な
手段で彼女を救おうとしたのだ。しかし、更なる予定外により、ナスターシャは遂に
力尽きた。これは、彼女があの世界において、あの場所で死すべき運命だったのだと
思うしかないのだろう。
ヴァリーにしても、そうである。俺が構想していた小説の方で、実はメインキャラ
の一端という座を彼女は既に射止めていたのだ。それなのに、死んでしまった。俺の
創作人生を左右するほどの、大きな予定変更を強いられる出来事となった。あの場で
GMとしては平静を装っていたというか、PCに対して更に非情や意地悪を迫ったり
していたが、実は心の中で物凄いショックを受けていた。うそだろ・・・と。
勿論、創作の話なのだから、何事もなかったかのように未来再登場させても良いの
だろう。だが、俺はそうしない。ルナル・サーガのファウン信仰ではないが、死んだ
者は、死んだままにしておくべきだ。それでこそ、ヴァリーというキャラクターが、
確かにあの世界で「生きて」いた証となるのだから。そして、その証こそ、生還した
他のキャラクターも「生きて」いる、その存在がより身近なものとして感じられると
俺は思うのである。
かなり以前となるが、あのアンギスの戦士・ディシャーヤの死も同じだ。
アンギスというのは、俺がゲーム創作者として無い知恵を振り絞って創った種族。
大昔から、俺は腕が沢山ある蛇人間で遊びたいと思っていた。だから、それを選んで
くれたプレイヤーのko1さんには感謝していた。
ディシャーヤは、いわば俺の夢の一端を担ったキャラクターだったのだ。
その、全PC唯一のアンギス・キャラクターが死んだのだ。
実は、かなり落胆していた。
・・・改めて、思う。
確かにGMは時としてPCを生命の危機へと誘(いざな)う。
だが、本心からPCに死んで欲しいと願うGMなんて居ないと俺は思う。
全ては、物語の精彩を増すためにある。
いわば、真剣さの裏返しとも言えるだろう。
言葉を変えれば、愛情の一種とも言えるだろう。
だから、PCが死んだとき、GMも哀しさや寂しさを覚えるのだ。
しかし、だからこそ、キャラクターの生命は尊いのだとも言える。
今後も俺はGMとして、必要な状況であれば、キャラクターを極限状況に追い込む
ことを躊躇ことは無いだろう。酷いGMでごめんw
でも、そういうGMだからこそ、俺は心からヴァリーやディシャーヤ、またNPC
ながら強烈な輝きを放ってくれたナスターシャに「ありがとう」と言いたい。
最後のシーンで、不死身のゼノンはナスターシャに関してこう言った。
「本当に、強い子だった」
また、ゼノンはPC達に対しても「本当によくやってくれた」と語った。
これらは、ゼノンだけでなく、GMの本心からの言葉でもある。
・・・って、バレバレかなw
さて・・・繰り返しになるが・・・。
ヴァリーが死んでしまった。
ナスターシャが死んでしまった。
腐竜バスラですら、その生命を使い果たしてしまった。
だが、彼らと、他のPC達の活躍でケイジーは封印された。
世界は一旦危機から遠ざかった。
生き残ったPC達の物語はこの先も続いて行くのだろう。
ヴォルフは、ゼノンとともにミューシャ姫を捜しに。
ラネッセは、諸国放浪を続けると言いながらも、暫くはレナーディアに留まる気配
を見せている。
リミナシアは、メルーの森南部、リミナシアに縁のある女戦士の家へ戻る。そこで
ヴァリーの菩提を弔うつもりなのだろうか?
だが、その前に、ライノスやアルワードと一緒にメルーの森北部、ナスターシャの
ダンジョンへ行かねばならない。
ナスターシャの用心棒、ディシャーヤの姉・ジャレイア。そして、ナスターシャの
盟友であるスフィンクス。辛い仕事だが、彼らに、ナスターシャの死を伝えなければ
ならないのだ。
その後、ライノスとアルワードはシェリー王国の女の生命を捧げなくてもケイジー
を消滅させられる方法を探しにいくつもりでいる。
学者・ライノスと錬金術師アルワード。研究熱心な二人のことだ、きっとこの先も
様々な発見をするのだろう。ともすれば、ケイジー完全消滅の手がかりが得られるの
かも知れない。ひとまず、最初の目的地はライノスの師匠マグニスの庵へ。
以上は全て、ここで俺が勝手に書いたものではなく、実際のプレイでプレイヤーの
方が自ら言い出した「それぞれの結末」である。
他のセッションに参加したことのあるキャラクターはどうしているだろう?
姉妹の二重人格、ローザ・デネブとリリィ・アルタイルは?
ちょっぴり酒乱なドワーフの姐御、ラーニャ・ガルツは?
熊に変身するユーキ・カシュナム、そのベアハッグは反則すぎるw
現人神と崇められる凄い幼体エルフ、炎の魔法を操るカメララは内気な性格を直す
ことが出来たのだろうか?
そして、同じように幼体エルフの現人神、呪符使いのケフロファーナ(ケファ)は
最後の切り札をこの先も使わないで居られるのだろうか?
あのエロ親父ドワーフ、弓を引けば44マグナムも真っ青、アッダン・ギャルドは
相変わらず女のケツを狙いまくっているのだろうか?
・・・レイチェル・ブランゼは、どうやらメルティナに捕まり、屋敷で不完全燃焼
の生活を送り続けているらしい。彼女が再び冒険の空へ飛び出す日は来るのか?
そして、NPCたち。
エレンやラーチルは元気だろうか?
ジブリーム=H(ホーク)=バーシウェルは果たしてどのように成長して行くのか?
アイグロス・マハは果たしてレナーディアにも冒険に来るのだろうか?
カンの槍のクリティカルで瀕死の重傷を負ったファーナ・エルツベルムは果たして
冒険者として復帰出来るのだろうか?
3兄弟長兄ジンはギスライの牢屋で何を思うか?
ギスライ守備隊長、レオン・ケスラーと妻のシーラ。
シーラの弟で鍛冶屋のノーマン。
シェスタ村からギスライ守備隊に参加したレオンの友人、グラハム・リッター。
ギスライの酒場を切り盛りするファイザーのおやっさんと娘のターニャ。
錬金術師ライリーと咒符使いナディア。
フーランの村の長、マウマル。
渡し街ドレンを守るミーナ・ベルザレスとエレノア・スマイト、弟子のトーマス。
ドレンの酒場を守るドワーフ製の黒いレンズの眼鏡をかけた禿げ頭のマスターと、
二人のメイド、ルカとスノウ。
鉱山町ルーマの長、ドワーフで伯爵のボルグ・ドグラン。
他にも書ききれないほど色んな人間模様があった。
それぞれの人生、それぞれの未来。
レナーディアの大地を巡る冒険譚は、ひとまずここで幕。
だけど、彼らが今後もあの大地に「生きて」いる限り。
「また会える、その日まで」
・・・皆様、乙彼様でした。
*)あ、レヴォラコント関連の記事は今後も更新するかもです。
あくまでも「一区切り」ってだけですよ☆
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
SessionDigest#8(10/04/08)(前)┃Rv'Lct┃












