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冒険世界の舞台設定

↓当カテゴリーの目次ページ↓
レヴォラコント第弐期/TOP(http://zenon.jugem.cc/?eid=5761)

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 レヴォラコント第弐期の、スタート時点における冒険世界の舞台
設定を略説する記事です。現時点では第壱期との相関は不明です。
 地図データはゲーム「Age Of Wonders2」の地図
作成ツールを用いてデザインされています。
 まず、地域地図が、こちら:

地域地図
地域地図

 地球で言えば南半球に相当する位置付けの、東西500km強、
南北350km強の地域が今回用意された冒険の舞台となります。
 人々が南方の地(フェラゾザイン・ナセロンド)、または単純に
南方(フェラズ、またはゾ・フェラズ)と呼ぶこの地域は山岳地帯
が比較的多く、サハラのような大砂漠やモンゴルみたいな大草原は
ありません(草原は東西100km程、砂漠は東西150km程の
ものがこの地域で最大となります)。
 世界全体の地図は現在のところ完全設定する予定は無く、惑星と
仮定するなら我々の地球と比べて大きいもので、かつ1日24時間
ということにしていますが、この辺りの設定は現状未定です。
 上記地図の記号解説は、こちら:

記号解説
記号解説

1)首都、都市、町(白塔が描かれているものは首都を表します)
2)村(人口500人以下)
3)鉱山
4)防衛施設(塔とは限らず、砦や城塞、常設陣地等を含みます)
5)根源の樹(オルファス=エルフの森であることを指します)
6)ラケルタ(トカゲ人間)部族の本拠地
7)ブーカ(妖精族)の生息地
8)アンギス(4本腕の蛇人間)部族の本拠地
9)遺跡、廃墟
10)龍の所在地

 次に、設定されている国や地域の略説が、こちら:

世界地図(地域番号付)
世界地図(地域番号付)

1)クーランギム(虹)共和国
 首都ザリス=クーランギム(虹の都)を頂点とした新興国です。
 この国家は種族や民族の融和を唱えるクーランギムという人物を
指導者とし、ヒト・エルフ・ドワーフ・アンギスだけでなく様々な
オーク種族(主にゴブリン)をも含んだ多種族からなる民衆は彼を
「神の使者」と呼んで崇め奉っています。
 現在この国は共和国を名乗っており、クーランギムが絶対君主と
いうわけではありません。政治形態として、各都市の首長の意向と
信任を託された議員たちによる議会制を採用しており、その議会が
常に満場一致でクーランギムを国家元首に選び続けている、という
状況がずっと続いています。
 人口は全体で約4万人、首都以外の主要な人口集積地は港湾の町
スナグワ、城塞都市ジンジーク、緑の染物で有名なウグスダの町、
虹の谷、山岳都市ダッガ・ザルギ、レラクス=アキラン・ウェロク
(鉄鎚山)、マエズロス=ガイク・ネナシア(熊谷の森)などで、
他にも多数の村々が点在しています。
 スタート時点の年号はクーランギム暦32年。この国家が現在の
形態になって、未だ30年ほどしか経っていないのです。

2)シャズディース女王国
 女王都シャズディースと鉱山都市ウドゥ・ノームを中心とした、
近年領土拡大を目論んでいるとされている人口約2万5千人ほどの
尚武の国です。
 近隣の中では宗教的要素の比較的薄い国で、確固たる教団や教義
の無い先祖崇拝と、隣接する友邦マエズロス=ファイ・オルファス
の影響による大自然への漠然とした畏敬が国民のスピリチュアルな
素地を形成しています。少数ではありますが、氷と炎の王国で崇め
られている戦神アラブルンやウィナスラス・リアナイク王国で盛ん
である四神教を信じる者もいます。
 女王シャズディースはアンギスですが、ヒトやドワーフが主要な
構成種族である(ブーカも少数だが根付いている)この国で圧倒的
とも言えるカリスマを以って君臨しています。それも当然、彼女は
優れた戦士揃いのアンギスの中でも桁外れに強大無比な戦闘能力を
誇り、かつてたった一人でヴァルウェクジェディカ(煉獄)に入り
紅龍“炎王”サティナロを屠ったという伝説級の偉業を成し遂げた
のが世に知られ、フェラズ最強の個体と呼ばれているのです。尚武
の国を率いるにこれほど相応しい人物は居ないでしょう。
 スタート時点の年号はサグラス・マスラニエ(徳王)暦315年
であり、シャズディースによる統治は現在115年続いています。

−−−緑川紛争について−−−

 クーランギム共和国はシャズディース女王国およびその同盟国の
マエズロス=ファイ・オルファス(海エルフの森)との間で現在、
紛争状態にあります(米軍の紛争分類で「中強度紛争」の状態)。
その原因はクーランギム共和国領のウグスダの町とシャズディース
女王国領の鉱山都市ウドゥ・ノームおよび海エルフの森との間の、
川の汚染を巡る確執にあります。
 ウグスダは緑色の染物を特産としていますが、その際に発生する
大量の廃液は町の側を通る川へ捨てられ、川の色を緑色に変化させ
ます。このため、川は緑川と呼ばれています。
 廃液を投下された緑川の水は飲み水にも農業用水にも使えない、
両側の草木を枯らしてしまうほどの毒の川となります。
 緑川は、ウグスダからウドゥ・ノームの側へと流れて行きます。
更にその下流は海エルフの森の外縁に隣接しています。
 このためウドゥ・ノームと海エルフの森はウグスダに対し、廃液
を川に捨てないよう求めました。しかし、ウグスダで古くから受け
継がれて来た染物文化が易々と放棄される道理がありません。
 交渉は延々と平行線をたどり、遂にはウドゥ・ノームからの武力
行使という形に行きついてしまいました。
 ウグスダもウドゥ・ノームも元々どの勢力にも属さない独立都市
でしたが、この争いに海エルフの森が加勢、更にウドゥ・ノームも
海エルフの森と同盟していたシャズディース女王国の傘下に入り、
兵力を大幅に増強しました。多勢に無勢、一時はウグスダの命運も
これまでかというところまで行きましたが、クーランギム共和国が
ウグスダの併合を宣言、町の保護に軍を送ります。結果、一進一退
の攻防の果てに双方作戦能力の限界を迎え、現在戦場ヶ原を挟んで
両軍が睨み合う膠着状態となっています。

−−−−−−−−−−−−−−

3)ミルファス・ジェファノラン(狼の園)
 クーランギム共和国とシャズディース女王国との間に存在する、
緑豊かな高原地帯。
 ここには無数とも言える数の狼が高原各地に散らばって生息し、
様々な規模の群れ単位でまとまっています。その中で数千を超える
最大の群れの存在が知られていて、この群れは1年掛けて東北部に
あるレラクス=ミルファス・ワイマル(狼頭山)および三日月湖と
南西部にある満月湖との間を8の字を描くように周回しています。
 狼たちに交じって、狼から人間に姿を変えるライカンスロープの
存在が知られています。しかし、彼ら全体としての目的など詳細は
一切不明で、危険な地域として敬遠されています。

4)氷と炎の王国
 最も南方に位置する、厳寒の高地国。
 聖都メスギリアスを首都とする宗教国でもあり、人口のほとんど
全てが戦神アラブルンを信仰しています。この国はアラブルン神殿
の高位司祭12人からなる評議会によって運営され、このメンバー
の中から最高位司祭を兼ねる王が彼ら同士の協議で決定されます。
現在の王はアイグロス・ザセク(鷹の星)という傭兵隊長あがりの
異邦人で、現在でも度々自ら傭兵部隊を率いて外国の戦場で武勇を
振るうことがあります。彼が不在の時は、彼に絶対の忠誠を誓って
いる高位司祭、デナス・ディモク(高き塔)が執政官として政務を
担当しています。高位司祭は全員、彼らのようにエルフ語の名前を
名乗ります。
 戦神アラブルンは神剣モザス・フレル(西の炎)を持ったヒト型
の男神で、背中に弓を背負った勇ましい戦士の出で立ちで知られて
います。アラブルン神殿は祭祀を執り行う場所以外に戦技訓練所を
兼ね、全国民は男女の別なくアラブルン神殿で子供の頃から戦士と
なれるよう徹底的に仕込まれます。
 この国は資源に乏しく、年間産出が少量の鉄鉱や港町ヤダバール
での漁業くらいしか挙げられません。そんなこの国の経済を支える
最も大きな要素が、前述でも触れられていますが、外国へ送り出さ
れる大勢の傭兵たちです。氷と炎の王国の傭兵は屈強剛勇かつ任務
に忠実で、高値で取引されるのです。現在はシャズディース女王国
が一番の取引先ですが、ウィナスラス・リアナイク王国や淡水海の
都市国家連合にも傭兵は送られています。クーランギム共和国とは
ゴブリンや魔物が跋扈する旧ランバート王国領の荒れ地が間に存在
するため、取引がありません。
 スタート時点の年号は戦神暦573年。オルファスのもとで育て
られた初代王オルファス・マノロンド(エルフの友)が戦神の啓示
を受けて建国してから573年が経ったことを意味し、フェラズで
最も歴史の古い国です。なお、初代王自身がそうであったように、
一夫多妻制の国でもあります。これは、外国へ送り出す傭兵が男性
に限られているため、国内の男性が少ないという事情にも合致して
います。その事情もあって、国を守備する兵の大部分が女性です。

5)“復讐を遂げる部族”勢力圏
 クーランギム共和国南西に本拠を構えるラケルタ部族で、共和国
とは敵対しています。
 スタート時点から30年前、クーランギムは“鉄鎚の部族”併合
に動きましたが、その際中に当時の部族長“賢者”ゲシュダンが謎
の失踪を遂げました。その後、ナンバー2の“せっかち”なルゥが
部族をまとめてクーランギムの傘下に入りましたが、ゲシュダンが
殺されたと信じた者たちが一族を半分に割る反乱を起こし、最終的
には鎮圧されました。反乱分子の大部分は南西の荒れ地へと逃れ、
ここでかつての族長の復讐を誓ったのです。
 現在彼らはゲリラ戦を展開しながら機を窺い、なるべく数を増加
させようとあらゆる手段を模索しています。

6)“北を睨む部族”勢力圏
 ウィナスラス・リアナイク王国の南に本拠のあるラケルタ部族。
 クーランギム共和国とシャズディース女王国の間にある戦場ヶ原
とウィナスラス・リアナイク王国に挟まれる一帯を勢力圏とする、
領土拡大の野心あふれるラケルタ部族。
 ただし、彼らは南方には目もくれず、もっぱら北へ攻め込もうと
何度失敗しても飽き足らずに挑み続けています。

7)淡水海の都市国家連合
 淡水海と呼ばれるフェラズ最大の湖、その周囲にある都市国家群
が相互防衛条約を互いに結んだもので、有事の際に軍隊を送り出す
という盟約と淡水海を介した交易が活発である点を除けば政治的な
連帯は薄く、独自にそれぞれ領地を治めている状況です。
 現在はジラン・デナテラン(金咒符)、エナスゾラ(錬金術)、
アナス=ヴァセジャド・ファイ(静海の島)の各都市国家、北部の
山中にあるグレヴァスの町ヴォ・バーマ、そして更に北に位置する
ジャナディーのアンギス集落によって構成されています。かつては
淡水海東北部にあるレスタルカの町も加わっていましたが、現在は
淡水海沿岸の漁村フィアナともどもウィナスラス・リアナイク王国
に編入されています。
 淡水海は別名をヴァセジャド・ファイ(静海)と称されるくらい
水面が穏やかなことで知られ、周辺の国々の関係も同様に波風立た
ない穏やかなものです。ただし、そのすぐ北方に竜の狩場と魔龍の
荒らし場があり、また淡水海周辺も魔物や魔族の住み着き易い地域
であるため、各都市は常に備えを厳重にしています。そんな彼らに
取ってグレヴァスの町ヴォ・バーマの武具職人たちの存在は非常に
頼もしいもので、グレヴァスというだけで何かと優遇されることが
知られています。
 都市国家連合の人々は淡水海を治めるとする龍神ヴァセジャドと
山神アッダン・ジッダンを崇めていて、各神に関連する祭日が設定
されています。それぞれの神殿も各都市にあり、教育機関を兼ねて
います。また、少数ながら四神教の信者も存在します。
 龍神ヴァセジャドは善なる龍で、今も淡水海の底に佇むとされて
います。淡水海が静かなのは龍が慈悲深いからであり、もし祭祀を
怠って逆鱗に触れたら淡水海は恩恵をもたらす現在の姿から一変、
破壊と滅びを撒き散らすと言われています。龍神ヴァセジャドは、
水龍“淡水”グラティネブとも呼ばれています(逆にこちらが真の
名であるべきですが、この地の人々は龍神ヴァセジャドとして呼ぶ
ことに親しんでいます)。
 山神アッダン・ジッダンは狩人の出で立ちをしたグレヴァス型の
男神で、大弓とつるはしを持っています。グレヴァスの場合、弓と
言えばクロスボウを選ぶ者が普通は多いのですが、ヴォ・バーマの
グレヴァスは山神アッダン・ジッダン信仰の影響で大弓を手に取る
者が比較的多く見られます。
 スタート時点の年号は同盟暦196年。レスタルカの脱退はこれ
より60年以上前のことで、現在レスタルカを同盟の一員と考える
人間はもはやほとんど居ません。

8)ウィナスラス・リアナイク(聖槍)王国領
 スタート時点現在、聖暦150年。
 聖槍王ヴァネス・ディーパがその類稀な武力で以って王国を打ち
立ててから、150年が過ぎました。フェラズより北方にある聖都
聖都ディーパ(地図では未表示)を中心にフェラズのどの国々より
広大な版図を持つ大国に成長した王国はその勢力を更に南へ拡げる
べく画策を続けていますが、現在は“北を睨む部族”にその南進を
阻まれています。淡水海方面に関しては、レスタルカの町に対する
大規模な魔物の襲撃があった際、都市国家同盟の援軍が到着する前
に救援したことで町を傘下に引き込んだ過去がありますが、南方で
“北を睨む部族”と戦っている状況で更に都市国家同盟と敵対する
意思は王国にはなく、その後の外交努力で関係は改善しました。
 ディーパ王家の紋章は、交差する二本の長槍です。これは聖槍王
ヴァネスが同時に二本の長槍を自在に操った豪傑だったことを表し
ます(王家に伝わる“聖槍”は二本存在します)。
 ヴァネス・ディーパは“金剛身”の素質を持っていたことで知ら
れていますが、聖槍王の没後、王家に“金剛身”を素質を持った者
は未だ誕生していません。
 王国の主な宗教は四神教です。これは魔法という超常の力を一番
最初に発見ないし創造した伝説の大魔導師を主神とし、その3人の
弟子をそれぞれ破壊、創造、時間という属性を付与した副神とした
もので、フェラズで信仰する者は多くありませんが、それより北の
地域では信者の多い主要な宗教として知られています。

9)マエズロス=フーラン・ナサイブ(緑葉の森)
 ウィナスラス・リアナイク王国南部に位置するオルファスの森。
王国とは建国以来の友邦であり、王国の関係する戦争で度々援軍を
供出しています。
 この森出身のオルファスには戦闘技術に長けた勇猛果敢な戦士が
多く、現在の森の長であるナサイバも若かりし日のヴァーナス王の
傍で戦い、彼が聖槍王と呼ばれるに至るまでの道のりを共に歩んだ
建国の功労者でした。

10)マエズロス=ファイ・オルファス(海エルフの森)
 シャズディース女王国の北部に位置するオルファスの森。森林と
同時に海洋をも愛する一族が暮らしています。
 女王国とは長年の同盟国で、ウグスダ、緑川を巡る紛争では共に
クーランギム共和国と敵対し軍隊を派遣しています。この争いで、
共和国に属する熊谷の森の軍勢とオルファス同士による殺し合いを
演じてしまっています。
 この森のオルファスたちの造船・操船技術や航法知識は卓越して
いて、リゲスケール湾内を巡る海上交易網の一翼を担って女王国に
多大な恩恵をもたらしている一方、活動範囲を更なる外海に広げて
遠洋航海に出ることでも知られています。

11)都市国家リゲスケール
 リゲスケール湾の真ん中に位置する、リゲスケール島。
 そこにある海洋都市リゲスケール、ラケルタの“大海の部族”、
サナンドーラのアンギス集落、そして周辺二つの島を全部合わせて
都市国家リゲスケールと呼びます。
 リゲスケールとは、島を発見した女海賊ルーファ・リゲスケール
から来ています。海洋都市は彼女の子孫、“大海の部族”は彼女の
一番の部下だった“海王”ビゼの子孫が代々治め、アンギス集落は
彼女の盟友サナンドーラが未だ長として生きています。この三者は
最年長のサナンドーラが一歩引く形で、原則的に互いに対等として
島を共同統治しているのです。
 元々紅玉諸島の海賊だったルーファは島に移住後海賊業から足を
洗い、以後海洋貿易で富を成すようになりました。その過程で彼女
は貿易の妨げとなる紅玉諸島の他の海賊の根絶に力を尽くし、彼女
の孫の代に目的は完遂されたと宣言されています。
 リゲスケールの民は海神ダイワを崇めています。海神ダイワは、
他の地域では見られない三連装のヘヴィ・クロスボウを左手に持ち
トライデント(三叉の槍)を右手に持ったヒト型の女神で、赤と白
を基調とした衣裳と深茶色の腰まで垂れる長い髪を後ろで結わえた
出で立ちで知られます。即ち、彼女は海洋での狩猟を司る女神でも
あるのです。
 スタート時点の年号は海神歴189年。紅玉諸島の海賊壊滅宣言
から100年が過ぎましたが、近年再び紅玉諸島を根城とする海賊
が出てきたという噂が人々に不安の影を落として居ます。

12)ブーカ・ヴァレケマラフ(妖精の楽園)
 フェラズ最大のブーカの居住地。現在はマグラス・ブーカである
真夏の夜のティタが治めています。
 妖精の楽園には様々な地方からブーカ以外の種族も多数移住し、
ティタに忠誠を誓っています。そして、楽園を外敵から守るために
防衛軍を結成しています。
 妖精の楽園はウィナスラス・リアナイク王国領、海エルフの森、
都市国家リゲスケールなどと海洋貿易を行っています。魔力の強い
妖精たちの中には道具や武具に魔法を付与する力を持つ者も多く、
そうした品々は諸外国に高値で取引されています。
 妖精の楽園に年号という概念はありません。そうした国家のしが
らみから解放される場所だから、楽園と呼ばれるのです。

13)ヴァルウェクジェディカ(煉獄)
 かつて、紅龍“炎王”サティナロが本拠とした広大な火山地帯。
 その中心部に龍の名を冠したサティナロ三連山が絶えず大規模な
噴火を続けており、煉獄の範囲は年々僅かずつ拡大しています。
 サティナロは様々な魔族や魔物を従え、また“龍を崇める部族”
というアンギスの部族も支配下に置いていました。彼は西へ勢力を
拡大しようとしていましたが、200年前、その野望はたった一人
の無謀な挑戦により潰えました。アンギスの女勇者シャズディース
が単身煉獄に乗り込み、自らも瀕死の重傷を負いながらサティナロ
の打倒に成功したのです。
 シャズディースはサティナロを殺した後、なんとか自力で山中を
文字通り這うようにして抜け出し、火山灰に覆われた平地まで出た
所で完全に動けなくなるほど消耗しきってしまいました。そこへ、
サティナロに従っていた残党が大挙して襲来しました。もはやこれ
までか、とシャズディースが覚悟を決めたその時、彼女の後を追跡
していた都市国家サグラス・マスラニエ(徳王)当時の王子が軍勢
と共に救出に現れ、これを恩義に感じたシャズディースは以降この
王子に忠誠を誓うようになり、最初は将として、そして王子が王と
なった後には王妃として国に尽くすようになり、終に夫王の寿命が
尽きた後に、国民の圧倒的支持を得て女王として即位するのです。
 サティナロ亡き後、煉獄からの脅威は無くなったものと思われて
いました。しかし近年、東方に展開する女王国の野伏たちの報告に
よると、魔物や魔族、そして敵対的ラケルタの活動が活発になって
きているそうです。また、新たな龍が煉獄に君臨したとの恐ろしい
噂が囁かれています。
 実は200年前、煉獄にはサティナロ以外に、その配偶者として
共に子を為したもう一体の雌龍が棲んで居ました。シャズディース
は偶然にも子の出産が終わった直後で、消耗し動けなくなっていた
瞬間の雌龍と出くわし、これを瞬殺します。しかし、子に関しては
アンギスの特性として「生まれたばかりの無垢な存在を殺せない」
ため、その場に放置することになりました。この子が、200年の
間に成長し、虎視眈眈を機会を窺っているのです。両親を殺された
ことを、この若き龍は決して忘れず、決して赦さずに復讐を狙って
いるのでしょう。
 世間一般では、雌龍のことは知られていません。シャズディース
が無防備な雌龍を殺したことを不名誉な行いとし、ごく僅かな者を
除いて口外しないためです(実際は如何なる手段や状況でも龍殺し
という時点で不名誉でもなんでも無いのですが)。

14)岩山砂漠
 一年中完走していて、不毛な岩山が多数乱立する砂漠。
 “龍に抗う部族”というラケルタ部族の本拠地があります。
 彼らは煉獄の“龍を崇める部族”とは長年仇敵同士で、数百年間
果てしなく戦い続けています。
 “龍に抗う部族”は総数や繁殖力では“龍を崇める部族”に勝る
のですが、サティナロの存在がパワーバランスを煉獄側の圧倒的な
優勢に傾けて来ていました。
 シャズディースの活躍により龍が不在と思われていた間は砂漠側
が有利に戦いを進め、あわや“龍を崇める部族”全滅かと思われる
ところまで行ったのですが、龍復活の噂が流れるようになった今、
戦いは小康状態を保ったまま煉獄の境界内で睨み合いが続いている
状況です。
 “龍に抗う部族”は人間に対し友好的ではありませんが、彼らは
全力を煉獄に傾けているため、“龍を崇める部族”を滅亡させない
限りは基本的に西進することは無いと考えられています。

15)旧都市国家ランバート領
 スタート時点の20年前に滅んだ都市国家およびその支配領域。
 突如非常に強力なゴブリン王が誕生し、あっと言う間に数万以上
のゴブリンが集結、都市国家ランバートになだれ込み、瞬時に滅亡
させてしまいました。
 これを知った周辺諸国の人々はゴブリン達がそのままランバート
跡地に彼らの王国を打ち立てるものと考えていました。ゴブリンは
自ら生産することを知らぬ種族なので、ゴブリン王が誕生すると、
占領した地域からの略奪と住民の奴隷化(生産人口の確保)が後に
続くことが知られているのです。
 しかしこのゴブリン王は定住することなく、配下のゴブリン軍団
を従えて北上、建国後間もないクーランギム共和国に向けて進撃を
開始しました。
 途方もない数のゴブリンが襲来するという事態、斥候たちによる
敵進撃状況の逐一の報告を受けながら、首都ザリス・クーランギム
では慌ただしく防衛の準備が急がれました。
 しかし、ゴブリン軍団は、現れませんでした。
 軍団は王と一緒に突如消えてしまったのです。
 それから20年。
 旧都市国家は数多のゴブリン小集団や魔物が闊歩する不毛の大地
に変貌しています。因果関係は不明ですが、草木が現象し、岩肌が
露出した険しい地形に覆われるようになっています。
 周辺の国々ではゴブリン王が実は都市跡地に引き返して統治して
いるのだとか、新たなるダンジョンマスターが出現したのだとか、
ダンジョンマスターであるクーランギムその人が黒幕だろうとか、
様々な憶測や噂が飛び交っていますが、事実関係は未だ不明です。

16)イートン砂漠
 シャズディース女王国の南方にある、50km四方ほどのあまり
大きくない砂漠です。
 この砂漠の海岸線には道が作られ、氷と炎の王国と女王国との間
の交易路となっています。氷と炎の王国からは傭兵隊が、女王国の
方はリゲスケール海から海エルフの森を介した貿易で流入した品々
が運ばれます。道路が繋がっているとはいえ魔物も出没するので、
商人は厳重な警備を雇い入れて対処しています。その中には冒険者
の姿も勿論頻繁に見られます。
 かつてはこの辺縁に都市国家イートンがありましたが、遥か昔に
滅亡しています。その原因は不明ですが、都市跡地を訪れた冒険者
たちの報告から、やはり魔物か敵対的ラケルタ部族の襲撃があった
ものと考えられています。
 跡地は魔物の巣窟で、まだまだ人知れず価値のあるものが眠って
いると言われています。そのため、女王国を活動拠点とする冒険者
の名所となっています。近年では女王国による占領計画も囁かれて
います。

17)地蟲巣食う荒野
 クーランギム共和国の西端、城塞都市ジンジークと淡水海の都市
国家連合の南端、都市国家ジラン・デナテランとの間に位置する、
ナセロンド・ミスレン=地蟲が無数に生息している荒涼とした丘陵
地帯です。地蟲というのは強靭な顎を持った、眼の無い巨大ミミズ
のような生物で、睡眠を取ることなく常時動き回り、土や岩を噛み
砕きながら地中を移動し続ける不思議な特性で知られます。
 彼らは他の生物に全く興味が無く、とにかく岩や土を噛み砕き、
呑み込んで行きます。そして数日に一度は地表に頭を出し、泥状に
消化された土を尾部の排泄器官から大量に排出して行きます。こう
して地蟲が通り過ぎた土地は良質で肥沃な農業好適地となることで
知られ、地蟲の棲地が知られると駆除隊を送り込む国家もあるほど
ですが、この地蟲巣食う荒野では駆除し切れないほど大量に棲んで
おり、あまりにも危険なため放置されているのです。ジンジークも
ジラン・デナテランもその辺縁に見張り塔を置き、地蟲の棲息範囲
の拡大を警戒し予防的に直近の個体を(犠牲を払いながらも)駆除
していくだけで精一杯という情勢が長年続いています。
 なお、地蟲の体色は噛み砕いた大地の土質で変化するため、砂漠
に棲むフェロンド・ミスレン=砂蟲と全く同じ生物なのではないか
とする説があります。ただし砂蟲は泥土ではなく砂を排出し、また
他の生物を襲うという点で地蟲とは違います。学者の中には、砂漠
の場合は土中の養分が少ないための適応と唱える人も居ますが万人
の共通認識となるには至っていません。

18)竜の狩場
 多数の竜が棲息する危険な山岳地帯です。
 ヴァネス=竜とヴァネジラン=龍の違いは、言葉を発する能力の
有無にあります。いくつもの言語を操り、より知性の高い方が龍と
呼ばれていますが、知性そのものは竜もある程度備えていて、人と
心を通わせて騎乗を許す例もあります(大抵は凶暴そのもので手が
付けられませんが)。
 翼・肥厚能力の有無や身体の大小、ブレス(魔息)を吐く能力や
ブレスの種類などは竜も龍も様々なバリエーションがあり、一部の
間では互いの親戚関係が推察されていますが、その真偽は明らかに
されていません。竜が龍になると語る人もいれば、双方は全く関係
の無い種族とする人もいるのです。
 どちらにせよ大変危険で力強い種族とされている竜に関する余談
として、戦士の多い家柄では偶に子を竜にちなんでヴァネス、ある
いは女性でヴァネッサと名付ける場合があります。有名な例では、
ウィナスラス・リアナイク王国を建国した聖槍王ヴァネスも、竜と
いう意味での名付けです。
 竜の狩場では、あまり大型の、非常に強力なタイプの竜は棲んで
いないとされています。中から小型の竜が縄張り争いをし、あまり
豊富と言えない餌資源を奪い合っています。それだけにこの地方の
竜は非常に腹を空かせていることが多く、中には共食いまで行って
命を繋ぐ個体も存在することが知られています。
 この地方は、50kmほど南にある淡水海の都市国家連合所属、
ジャナディーのアンギス集落から若いアンギスが腕試しに訪れる、
修行と実践の場としても知られています。
 即ち竜の狩場とは竜が狩られる場である、と語る人間もいます。
 勿論易々と倒される竜ではありませんが、この命知らずな挑戦を
生き延びた精強なアンギスが淡水海の都市国家連合に取って重要な
戦力として周辺に知られ、侵略に対する抑止力となっていることは
事実なのです。

19)魔龍の荒らし場
 非常に邪悪で残忍と恐れられる、魔龍“深淵”ヴァティサティの
テリトリーです。約250年前に、ヴァティサティはそれまでこの
地に存在していた美しい都市国家ラシエ・ナセス(青き湖)に突如
襲いかかり、灰塵に帰してこの地を魔物の跳梁跋扈する荒らし場と
しました。周辺の国々に時々散発的な魔物の襲撃が発生するように
なったのはこの後であるため、ここで組織された魔物の軍勢と推測
されています。しかし、それを命じたであろうヴァティサティが何
を目的としているかは全く不明で、周囲一帯をこの得体の知れない
恐れが包んでいます。
 龍は生来のダンジョンマスターとしても広く知られていますが、
ヴァティサティは特に地中深いダンジョンを造り、その中で強大な
魔物の軍勢を育て、ゆくゆくはより広大なテリトリーを占領し巨大
な帝国を築き上げるのではないかと危惧されています。竜の狩場に
棲む竜たちは、雌とされているサティナロが生んだ子らではと推測
する人もいます(竜と龍に親戚関係があるかは不明で、この説には
否定派も多いのですが)。
 かつてレスタルカを襲い、ウィナスラス・リアナイク王国の傘下
に編入せしめた魔物の軍勢も、ほぼ間違いなくこの荒らし場からの
ものと考えられています。このヴァティサティへの恐れのために、
ウィナスラス・リアナイク王国および淡水海の都市国家連合は問題
をこじらせること無く、依然として共に北への脅威に備えるために
手を取り合おうとしているのだと言えます。

20)紅玉群島
 100年前まで海賊の楽園として知られていた、大変入り組んだ
群島地帯です。しかし189年前にこの群島で最も力を持っていた
女海賊ルーファ・リゲスケールがリゲスケール島に移住して国家を
建設した後、都市国家リゲスケールは海路交易路の安全を確保する
ために動き、ルーファの孫ルーファスの代で紅玉群島の海賊は根絶
されました。この功によって、ルーファスは周辺一帯の海に自分の
家名を冠し、リゲスケール海として周辺諸国も受け入れたのです。
 それから100年、リゲスケール海は安全な海上交易として周辺
の国々に大きく寄与しました。しかし近年、再び海賊が増えてきた
ことが報告され、また紅玉群島に海賊が棲みついて来ているのでは
という危惧が大きくなって来ています。
 都市国家リゲスケールは、今一度海路交易の安全を守るため紅玉
群島への軍事行動を計画していると噂されています。しかし、別の
噂がリゲスケール海で活動している人々の胸中に大きな疑惑の影を
落としています。
 近年、女海賊ルーファ・リゲスケールの旗を掲げている海賊船が
紅玉群島近辺に出没していると言うのです。
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レヴォラコント第弐期/TOP

 2015年3月より開始された、レヴォラコント第弐期に関する
カテゴリートップページです。これまでの活動記録および関連記事
へのリンクを随時更新して行きます。
 また、レヴォラコント第弐期に関する掲示板として当エントリー
を御利用頂けたらと思います。参加者の皆様、興味を持たれた方の
書き込みをお待ちしております。連絡や質問等だけでなく、感想や
提案、妄想投下等、お待ちしてます。

            2015/3/11 チャンプGM 拝

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関連記事へのリンク

 3/11 レヴォラコント第弐期/トップページ
      http://zenon.jugem.cc/?eid=5761


 3/31 冒険世界の舞台設定
      http://zenon.jugem.cc/?eid=5762


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これまでの活動記録(予定含む)

2015年

 3/8   キャラ作成会
       場所:アキバイエサブ

 3/14  第1回セッション
       場所:アキバイエサブ

 5月?   第二回セッション
チャンプ(−O−) * Revo Laconto TRPG S2 * 14:46 * comments(0) * trackbacks(0)
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