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チャンプ的脳内おっきage♪ #44

医療の働き方改革、このままで本当に出来るの?

 厚労省が医者の時間外業務を年2000時間までと発表し、
それだと週160時間の計算(過労死ライン週86時間)で、
マジふざけんなって思ってましたが。
 でも確かに、一番楽とされる皮膚科医の俺ですら、過労死も
不思議じゃないくらい過密な週も多いよなと思ったり。結局は
現場への押し付けが脱落が脱落者増加に拍車を掛けている現状
を打開することが出来ない無為無策が原因なんだよなと。
 というわけで某所に書いた脳内おっきage(一部改変):

 大学医局に近しい病院であれば、研究業績も求められる。
 このため管理職から末端まで、研究発表や論文の提出が求め
られる。これらのリサーチや作業に、勤務時間外の莫大な時間
が消費される。しかも、それが自主的にやりたい研究ではなく
上から命令されて否応無しにやっているものであっても、その
時間は「自己研鑽」とされ「自己研鑽は勤務時間に含まれず」
という認識が当然であるため、議論に上がりにくいのが現状。
 医者の世界全体に固着する旧態依然とした奉公精神の在り方
も問題である。ご存知の通り、日本の医療の質は極めて有能な
先人達の超人的な自己犠牲のもので支えられてきた。そうした
人達が医者の世界で出世しオピニオンリーダーとなり、彼らの
勤労に対する意識が「標準」として末端にも求められてきた。
過重労働で死ななかった強靭な人達が「私達がやれたんだから
みんなもやれる、やるべきだ、やってもらわなければ困る」と
発破を掛けてきている。それに加え「私より楽をするのは許さ
ない、そもそも医療者が楽しようと考えること自体言語道断」
という精神と「ミスは個人単位の意識不足、不注意、たるみ」
という古い感覚が顕在している。これでは、働き方改革など、
絵空事のままで終わるだろう。
 続いて厚労省の改善案にある「当直が本当に「泊まるだけ」
(宿日直許可)の時かどうかを病院にチェックさせるという点
も重要」という記載にも首を傾げる。例えいわゆる「寝当直」
でも、自宅で睡眠を取るのとは違い、いつ呼ばれるか解らない
状態では8時間寝られたとしても疲労はむしろ重なっていく。
また、そもそも当直中はプライベートな時間を丸々全て病院に
取られているわけで、たとえ奇跡的に1人も患者が来なかった
としても「休めたからいいでしょ」というのは、まるで人生を
労働と睡眠だけで規定しているかのような、実に人道に反する
恐ろしい考え方である。
 そんな考え方が蔓延している環境から離れてしまう人が多い
のは、自明であろう。逃げたとかドロップアウトだとか蔑んで
いる場合ではない。労働環境を改善して、より人員を大病院に
留めて地域医療を健全に支えるには、医者という母集団全体の
根本的な精神性・文化レベルの転換から行う必要がある。
 しかし、産休・育休ですら「男はそれらを取らないから戦力
として計算しやすい」みたいに捉える感覚が未だ当然のように
語られている現状、その道は果てしなく険しそうである。
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